第34話
ユニコーン族の城が襲われている事を知った俺はホージョーさんの制止を振り切り、外で待つハニッサの元へ走って行った!
「おー!、来たか!空渡よぉ
今回はあたしも行くぜ!前回みたいな湿気た仕事じゃあ無くよぉ。まぁ止めても行くがよぉ!んー?兄弟!アンタも一緒かい!」
ハニッサは勇太のガイバーンのブレスレットを見付けて言った
「アンタはこの間のダークエルフか。確か前回は護衛の仕事をしていたとか。」
応えるブレスレットのガイバーン
「ふん!今回は共に奴らをぶっ潰そうじゃないか!んー?」
「うむ!共に戦おうぞ!」
「空渡の回帰祝だぁ!派手に行こうぜぇ!」
「おー!」
意気揚々とハニッサとガイバーン
「なんかアンタ達だけで盛り上がてるじゃないか?あたしを忘れてないかい?」
とガラナに代わってガラナが言った
「アンタはガラナかい?んー?」
とハニッサ
「ああ、挨拶が未だだったねぇ、あたしはガラナさ。よろしく。」
「アンタは確かダークエルフの奴隷商人の一族を皆殺しにしたとか聞いた事があるぜぇ。」
「ふん!昔の事さ。其より勇太が世話に成ったみたいだねぇ、感謝するよ。」
「みんなぁ・・・・」
と勇太が瞳に光るものを浮かべながら呟いた
その時、ホージョー邸からクローディアとリディアンさんが飛び出して来た!
「酷いよ~私達を置いてくつもり~?」
とクローディアが悔しそうだった
「振っ切れた様ですね!心配しましたよ!」
とリディアンさん
「心配かけてすいません。」
今度は邸からニャーニャが出で来て
「あたちも連れてくだに~!」
「あの子は?」
とリディアンさんが聞いた
「あの子はニャーニャ化け猫族で、辛い時俺を慰めてくれました。」
「私はリディアン・フェイと言います。ダメですよ、此から行く先は危険な所です。」
「勇太が心配だに~。一人で大丈夫かだに?」
心配そうにニャーニャが見詰めた
「ありがとうニャーニャ、俺は大丈夫、其よりニャーニャがケガをしたら俺は辛い、だから待って居てくる?」
「・・・・解っただに、待ってるだに!」
「ありがとう!」
と俺はニャーニャの頭を撫でた
嬉しそうなニャーニャを見ていると心が和む
「こらぁ!貴様等!何やっとるかぁ!」
邸の方から声がした
見るとホージョーさんだった!
「んー!?軍曹かい?」
とハニッサさんが言った
軍曹?
ホージョーさんがやって来て
「ハニッサか、久しぶりだなぁ!」
と笑顔のホージョーさん!?
「アンタも随分久しぶりだなぁ軍曹!」
嬉しそうなハニッサ
「ホージョーさん!?」
「心配するな空渡よぉ、こいつは軍曹、御嬢の幾つかの人格の一人さ。多分この戦いが終わると元に戻るぜぇ。」
とハニッサさんが説明したけど心配だ
そして軍曹に皆が挨拶した
「娘っ子ばかりではないか!そこの新兵!」
と軍曹が俺に向かって言い放った!?
「は!自分は宇宙軍特務部隊ジサーブ所属空渡少尉であります!」
「これは少尉殿でありましたか!」
「此から我々はユニコーン族の城の援護に向かいます。」
「うむ、見るとシャトルも有るし、でしたらあれを使いますか。」
「ハニッサ!あれを出すぞ!」
と軍曹とハニッサさんがホージョー邸に入って行った
何かの起動音、そしてホージョー邸のあの高く大きな玄関の扉が開いた!
すると地球軍の人型機動兵器
ストライクランダーが2機現れた!
何でこんな所にストライクランダーが有るんだ!
「シャトルに積み込むぞ!ハニッサ!」
「了解!」
軍曹とハニッサさんはシャトルにストライクランダーを積み込んだ
「人手が足りん!猫の手も借りたい位だ!そこの猫娘!貴様も来るのだ!」
と軍曹
「今は猫の手じゃ無いだに!でも行くだに!」
とニャーニャが嬉しそうに言った
「貴様はオペレーターを遣るのだ!」
「はいだに!」
と敬礼をするニャーニャ
軍曹はリディアンさんにレーダー士に、クローディアに武器管制、を任せて教えた
俺は軍曹にシャトルのパイロットを任せて、代わりにストライクランダーに搭乗した
「其れでは発進する!」
俺達はシャトルでユニコーン族の城に急行した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます