第6話

俺とキズだらけの女の子はダークエルフの居た、酒場から少し離れた森の中に居た。


「クローディア・・さん?」


「クローディアでいいわ。」


「クローディア、この世界はどう成ってるんだ?」


「この世界は獸魔と言う魔属と戦っているわ。」


「獸魔?」


「そう獸魔は全身黒い体毛に覆われ、熊と狼の中間の様な姿で、背中にコウモリの様な羽を付けて2足歩行が出来るわ。」


「何で奴らは人間を襲って来るんだ?」


「獸魔達は人間が気に食わない、だから襲って来る。そして獸魔は聖獸達を半獸人まで貶め、エルフ達と交わりダークエルフ達を生み出し、不安材料のエルフを絶滅させた。」


「何て奴らだ。だけど何で聖獸達を半獸人にしたんだ?」


「元々聖獸達が気に入らなかったから、多分人属にして攻撃する為の既成事実にしたかったのかも知れないわね。」


「じゃあ何れはダークエルフ達も攻撃去れるんじゃないか?」


「・・・沿うかも知れないわね。」


「結局彼女達は被害者じゃないのか?生まれて来たくて生まれて来た訳じゃ無いだろうし。」


「でも奴らは獸魔の手先と成って多くの人間を殺して来た。」


「でも君達がそう仕向けたんじゃないのか?」


「仕方ないじゃない!アイツ等は半分獸魔なんだ!」


「元々何で獸魔が攻撃する様に成ったんだ?」


「知らないわよ!」


「ごめん、怒らせたね。」


「いいえ、私もついカッと成っちゃてごめんなさい。」


俺はその先の物事を聞くのを一旦辞めた。

根深い何かが有るのは確かの様だ。


「其にしてもあのガラナとこうして普通に、話す時が来るとは思わなかったわ。」


「中身は違うけどね。」


そうだ、クローディアにケガの手当てをしないとと思い、ガイバーンを呼び出そうと、腕のブレスレットを確認した。だけど無かった。ミラージュで通信しようとしたけどソフトが無い。そうか、ダークエルフの体だからだ。


「君の手当てしたいんだけど。」


「ありがとう、だったらこの先の私の村の砦村に行きましょう。」


「肩を貸すよ。」


俺達はクローディアの村、砦村へ歩いて行った。

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