第十八話 ☆GOKIBURI☆
「やっぱり、ケイオスの仕業なのかな?」
「恐らく……クロエさんから聞いた話では、何でもありの神様みたいですからねぇ」
マコトは今、シエラと一緒にとある家畜小屋に来ていた。
「拘束していた使徒達が、一夜にして忽然と姿を消した……村の人たちが見張っていたって言うし、やっぱりそうだろうなー」
マコトが殺さずに、気絶させていた使徒達は、マコトが気を失った後に村の人たちが拘束したらしい、拘束した使徒たちは使われていない家畜小屋に連れていき、厳重に警備していたようだ。
にも拘わらず、見張りに全く気付かれずに逃げ出したのだから、きっとケイオスが何かしたのだろうとマコトは考えた。
因みにシエラは、マコトが眠っている間にクロエからケイオスやら十五柱の神様のことやらを聞いたらしい。
ついでにマコトが異世界人である事も知っている。
「こんな力を持っているのにも拘わらず、すぐに世界を滅ぼそうとせずに、まるで私達を弄ぶかのように遠くから眺めている……本当に悪趣味な神様ですね」
「あぁ……そいつをとっととぶっ飛ばすためにも、はやく残りの神様達を見つけ出さねーとな」
マコトが小屋の外に出ながらそういうと、シエラが感心したような表情でじっとマコトを見つめてきた。
「ん? どうしたんだ?」
「……いえ、マコトさんはすごい人だなーって」
「すごい? 俺のどこが?」
ユピテルの力がなければろくに戦うことも出来ないマコトは、自分の事をすごい奴だなんて一度も思ったことがない。
「だって、自分とは関係のない世界を救うために、自分の命を懸けているんですよ? それって、とてもすごいことだと思います、私も、赤の他人だったのに助けていただいて……」
シエラが患っていた病気は、いまだに原因が分かっておらず、治療法もなかった。
それだけに、自分を救ってくれたマコトの事が、シエラにとっては本当の神様のように感じられた。
「俺は今まで、弱きを助け強きを挫くみたいなヒーローとは無縁の生活をおくってきたからな、こうやって誰かのために動けるっていうのがうれしいんだよ、それに、俺の世界では異世界に召喚された奴は大抵その世界を救うもんだって決まりがあるからな」
別にそんな決まりはない、むしろ魔王に転生したやつだってかなりの数がいると思う。
「マ、マコトさんの世界はすごい所ですね」
シエラは複雑な表情を浮かべている。
(……なんだろう、すっごい勘違いされてる気がする)
「え、えーっと、別に異世界召喚ってそんなに頻繁におこるものじゃないからな、俺の世界はそんなに異世界中に愛されるような世界じゃないからな?」
(……よくよく考えてみれば、なんで異世界の神様とか召喚士達は俺たちの世界の人ばっかり召喚するんだろう、もっとドラゴン〇ールとかワン〇ースみたいな世界から連れてくればいいのに……あの世界ってそんなにレビューの評価値高いのかな?)
「そ、そうなんですか、ならよかったです……」
するとその時、強い風が吹いた。
「きゃっ」
「……わぁお」
シエラの長い髪とスカートが舞い上がった。
マコトもついシエラの下半身に目がいってしまった。
「……見ました?」
シエラは顔を真っ赤にしながらこちらを見つめている。
「い、いや! 見てない見てない見てない!」
『白だったね』
(お前は黙ってろ!!)
「……本当ですか?」
シエラはジトーっとこちらを見つめている。
(や、やばい、どうにかして機嫌を直さないと)
このままではクロエにチクられかねない。
そしたらまた長ーいお説教をくらうことになる。
(……そうだ!)
「シ、シエラ、その髪の毛邪魔じゃないのか?」
マコトはシエラの長い赤紙を指さしてそういった。
「髪の毛ですか? ……確かに、少し邪魔ですね」
「じゃあ、俺がしばってやるよ」
そう言ってマコトはポケットに入れてあった、あの少女から貰った真っ白な二本のリボンをとりだした。
「いいですよ! それはマコトさんが頂いたものですから!」
「いや、俺が持っててもどうせ使うことはないだろうし、あの子も誰かに使ってもらった方がうれしいだろ」
そしてマコトは手際よくシエラの髪を結んでいった。
「なんだか、人に自分の髪の毛を触られるのって恥ずかしいです……」
「ふぅーん、やっぱりそういうものなんだなぁ……あいつも、同じこと言ってたっけ……」
マコトは、悲しそうな表情を浮かべながら小さく呟いた。
「あいつ? あいつって……」
「よしっ、出来た」
シエラが聞き終わるよりも先に、マコトが髪の毛を縛り終えてしまった。
「ほれ、見てみろ、結構上手だろ?」
そう言ってマコトは手鏡を取り出し、シエラに渡した。
「こういう髪型は初めてです……似合ってるのでしょうか……」
「大丈夫だって、似合ってる似合ってる」
「ほ、ほんとですか! ありがとうございます……これからは、この髪型で出歩くようにしたいと思います、リボンも絶対に大切にします!」
マコトが選んだ髪型はツインテールだった。
因みに、髪の長いツインテールはホーステールというらしい。
「うんうん……さて、まだ宴まで時間もあるみたいだし、残りの時間どうする?」
宴の開始予定時間は夜なので、まだまだ時間がある。
クロエは今置いてきた馬車を連れてくるために一人で村を出て行ってしまっている。
因みに村の結界は、一度中に入ったことのある者には効果がないらしいので、クロエが迷わない限りは戻ってくることが出来る。
「あ、あの、マコトさん」
シエラが、少し顔を赤らめながらマコトに話しかけた。
「なんだ?」
「その、良ければいいんですけど……一緒に村の外を散歩してみませんか?」
「散歩?」
「はい……私、病気のせいでずっと家の中にこもりっきりだったので、まだ外がどうなってるのか知らないんです」
シエラが病気にかかったのは小さい頃で、それ以来外を出歩くことはなかったらしい。
なので、外がどうなってるのか見てみたいといっても別に不思議な事ではない。
最も、それだけが理由ではないような気もするが……
「あー、そうだな、せっかく出歩けるようになったんだから一緒に行くか」
まさかシエラが自分に好意を抱いているとは思ってもみないマコトは、普通に受け入れた。
「はい!」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
(散歩って言っても、どういうルートで歩けばいいんだろうか……)
村から出たマコトとシエラは、二人仲良く並んで歩いている。
村の人から聞いた限りでは、この辺りは魔獣もほとんどおらず、森の中で迷わない限りは安全らしい。
「なぁ、森の中で迷った場合どうすればいいと思う?」
「もう、何を言ってるんですかマコトさん、村を出て早々迷わないかどうかの心配をするなんて情けないですよ」
シエラは呆れたような表情を浮かべている。
「だってよー、あの村だって、迷っちゃって辺りをウロウロした挙句にたまたまたどり着いたんだぞ? そりゃ心配になるさ、クロエは審判の加護があるから大丈夫だと思うけどさ……」
審判の加護があれば本能的にいい選択ができるようになっている。
ユピテルに封印を解いてもらってからはクロエも神様と会話ができるようになったらしい、といっても、ユピテルと違ってミネルヴァ達は空気を読んでくれるらしく、一人でいるとき以外は滅多に喋らないんだとか。
「私にだって妖精さんがついてるんですから大丈夫だって言ってるじゃないですか」
シエラが言っている妖精さんというのは、正確には微精霊の事である。
微精霊とはあまり力を持たない精霊の事を言い、その他に精霊、大精霊などがいる。
シエラの持つ『仙女の加護』は、精霊に愛され、精霊を操る力を持っており、神様の名前はプロセルピナという。
シエラが使徒に襲われたときに助けてくれたあの光は、微精霊がシエラを守るために協力してくれたものらしい。
「妖精さんは皆優しいので、道を聞けばすぐに答えてくれますよ」
「そうは言われても、俺には見えないんだよなぁ」
マコト達が歩きながら話していると、奥の方に何やら、赤やら黄色やらの鮮やかな木々が見えた。
「ん? なんだあれ?」
「さぁ? ……行ってみましょう、マコトさん」
「だな」
そして二人は鮮やかな木々の方へと駆け出して行った。
そして……
「わぁー! きれーい!」
「すっげー!!」
何とそこには、まるで日本の秋のような、美しい赤と黄色の鮮やかな木々が立ち並んでいた。
その上、あたり一面はふっかふかの落ち葉のじゅうたんで覆われている。
「へぇー、この世界にきてこんなものが見れるとは……こんなに綺麗なの初めてだな」
「私も、こんなに綺麗な景色初めて見ました……」
シエラは美しい景色にすっかり見入ってしまっている。
「にしても、なんでこんなものが……」
すると、今までほとんどしゃべっていなかったユピテルが口を開いた。
『言っただろう? 僕は君の世界に興味があったって、こういうものもしっかり取り入れてるんだよ』
(ふぅーん……まぁ、それはいいんだけどさ……なんでこんな季節外れなんだ?)
この世界にも季節というものが存在しており、今は日本でいう春頃のはずだ。
『だって、美しいものはずっと見られた方がいいじゃないか』
(あのなぁー、こういうものは一時しか見られないからいいんじゃないか? ずっと見れちゃったらなんかこう、特別感がないじゃん)
『なるほど……そういう考えかたはなかったな……』
(ったく、しっかりしてくれよ神様)
すると、シエラがじっとこちらを見つめていることに気が付いた。
「な、なんだ?」
一人で百面相をしているところを見られるのは中々に恥ずかしい。
マコトはシエラに馬鹿にされるのではないかと思ったが、シエラが言ったのは想定外の言葉だった。
「ありがとうございます、マコトさん」
「……え?」
よく見ると、シエラの瞳からは涙がこぼれ落ちていた。
「ど、どうしたんだよ、急に」
「いえ……ただ、マコトさんがいなければ、こんなに綺麗なものも、一切見ることが出来ないまま死んでしまっていたのかな、って思いまして……」
「っ……」
シエラは病のせいで、この景色どころか、家族の姿さえ見ることが出来なくなってしまっていた。
きっとマコトがいなければ、本当に何も見ることが出来ないまま死んでしまっていただろう。
「だから、マコトさんには本当に感謝しているんです、私を、誰もいない真っ暗な世界から救い出してくれたんですから」
マコト自身はそこまで大きなことではないと思っているが、シエラにとっては、一生かかっても返しきれない恩だと思っている。
「俺がお前の神様になる」
あの言葉はもう既に、シエラにとって一生忘れられない言葉となっていた。
「あの時、クロエさんに苦しくなった時は助けてくれって言ってましたよね?」
シエラが言っているのは、きっとマコトが目覚めた時の事だろう。
「あぁ、そういえばいってたな」
「……私も、マコトさんが苦しくなった時、マコトさんの事を助けてもいいでしょうか?」
それは、マコトと一緒に冒険についていくという事だろう。
それなら、もう答えは決まっている。
「あぁ、もちろん大歓迎だ」
マコトがそう言った瞬間、シエラの顔がぱぁーっと明るくなった。
「これからも、よろしくお願いします!!」
こうして、冒険の旅のメンバーが一人増えたのであった。
するとその時。
カサカサカサッ
「……なんだ?」
カサカサカサッ
(なぜだろうか、なんとなーく嫌な予感がする)
聞いた感じ、どうやら風の音ではないらしい。
「マ、マコトさん! あそこ!」
シエラが指を指した方を見てみると、そこだけ落ち葉が盛り上がり、少し動いていた。
「なにか……いる……」
そしてマコトは、近くの落ち葉をかきわけ、少し大きめの石を手に取ると、盛り上がった落ち葉の所へと投げた。
そして……
「キィッ!!」
「……きぃ?」
ガサガサガサッ!!
そこから現れたのは……
「「ひぃぃっ!!」」
人間の子供くらいのサイズはあろう……台所の黒い悪魔だった。
「な、なぜこんなところに☆GOKIBURI☆が……ひぃっ!!」
一匹が落ち葉の中から現れると、次々に別のゴキブリが落ち葉の中から現れた。
しかも全員人間サイズ、数は数十匹。
「に、ににに逃げるぞ!!」
そしてマコトがシエラの方を見てみると……
「なっ!! なんと!! 立ったまま気絶していらっしゃる!!」
「「「「「キィィッ!!」」」」
「ひぃっ!!」
お休みの邪魔をされた☆GOKIBURI☆達はご立腹である。
そして……
カサカサカサカサカサカサッ
こちらに向かって物凄いスピードで走ってきた。
「ぎぃぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
マコトは気絶したシエラを肩に担ぎ、今までに見たことのないスピードで今までに聞いたことのない叫び声をあげながら逃げ去っていった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
マコトが☆GOKIBURI☆に遭遇する数分前、クロエは馬車の近くまで来ていた。
「それにしても、本当に木しかないわね、この森」
『そりゃあ森ですもの』
因みに、今の声はミネルヴァである。
「こうやって見てみると、マコトが迷っちゃうのも納得ね」
『あっ、そういえばそのことなんだけど、クロエちゃん、あれはちょっと言いすぎじゃないのかなぁ? って思うのよ、確かに一人で勝手にどこかに行っちゃうマコトくんも悪いかもしれないけど、マコトくんはクロエちゃんのために追いかけてくれたんだよ? 魔獣に持っていかれちゃった食料はクロエの大好物だったんでしょ? 最後のお楽しみとしてクロエちゃんがとっておいたものって知ってたから、わざわざ危険を冒してまで追いかけてくれたんだから、むしろ、マコトくんに感謝しないと』
因みに、クロエの大好物とは日本でいう梨みたいなものだ。
「うぅ……たしかに、あれは少し言い過ぎたかも……後でマコトに謝ろう……」
『うんうん、そうするべきよ……それにクロエちゃん、マコトくんの事が好きなんだもんね」
「なっ! なにいってるのよ!! そんな、好きだなんて……」
『そんなこといいながら、顔真っ赤じゃないの、それに好きでもないならあんな風に抱き着いたりしないわよ』
あの時、たしかにギュウッっときつくマコトを抱きしめていた。
「あぅ……今思い返すと恥ずかしい……」
クロエの顔はさらに真っ赤になってしまっている。
「いやいや、あのぐらいでいいのよ、あのぐらい積極的にアプローチしないと、いつかシエラちゃんに取られちゃうかもしれないわよ?」
「っ! それはだめ!! ……あっ……」
マコトが取られてしまうと聞いた瞬間、つい声が出てしまった。
『ほら、やっぱり』
クロエはすっかり手玉に取られてしまっている。
「うぅ……ミネルヴァの意地悪……」
『……まぁ言っても、私も恋愛経験はほとんどないからね……二人で一緒にがんばりましょ? ね?』
「う、うん……」
一通り女子トークが終わると、後ろの方からマコトの叫び声が聞こえてきた。
「ぎぃぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「っ!? 今のは!!」
『マコトくんの声だったね、かなり遠くから聞こえたけど、なにかあったのかしら』
すると、こんどは別の声が聞こえてきた。
『クロエ……今すぐここから逃げた方がいい……』
「アトロポス? それっていったいどういう……」
因みにアトロポスとは審判の加護の女神様である。
クロエがアトロポスに問いただすよりも前に、その言葉の意味が分かった。
「クロエェェェェェ!! にげろぉぉぉぉぉ!!」
「マコト!? それにシエラも!! いったいどうしたの……」
「いいから早く!! ここから逃げろ!!」
そういいながらシエラを肩に担いだマコトは凄まじいスピードでクロエの横を通り過ぎて行った。
「ど、どうなってるのよ……」
『クロエちゃん!! 前!! 前!!』
「前?」
そしてクロエが前を向くとそこには……
カサカサカサカサカサカサッ
例の黒い悪魔どもがやってきていた。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「はやっ!?」
☆GOKIBURI☆の存在に気付いたクロエは、あっという間にマコトを追い抜き逃げ去っていった。
「やべぇぞ……クロエでもどうにもならないんじゃあ手の打ちようがねぇ……」
その時、肩に担いでいたシエラが目を覚ました。
「あ、あれ……私……ひぃぃっ!!」
「だめだシエラ!! 後ろを見るな!!」
後ろにはいまだに黒い悪魔どもがカサカサしている。
「そ、そうだシエラ!! お前妖精に頼んであいつら追い払ってもらえないか!?」
「わ、わかりました! やってみます」
そういってシエラはなにやら集中し始めた。
そして……
「お願いします妖精さん!!」
次の瞬間、☆GOKIBURI☆に向かって青白い光が放たれた。
その光は冷気を放っており、青白い光に触れた☆GOKIBURI☆は徐々にスピードを失っていき、ついには動かなくなった。
マコトがいた世界でも、ゴキブリは気温の低いところでは生活ができないという。
「……助かった……のか?」
「どうやら、そのようですね……」
「ふぅ――ぅ……つかれたぁー……」
「きゃっ」
安心すると疲れがどっと出てくるのは本当らしい、急に足の力が抜けて座り込んでしまった。
暫くは歩けそうにない。
「いてて……もう、マコトさん! 急に下ろさないでくださいよ! 痛いじゃないですか!!」
シエラは頬をプクーッと膨らませている。
「あはは、わりーわりー、でも、あいつらを見るなり気絶したのが悪いんだろ? お前を担いで逃げるのかなりきつかったんだぞ?」
「うっ……すいません」
「おーい、二人とも大丈夫?」
すると、クロエが馬車に乗って帰ってきた。
「おいクロエ、逃げろとはいったけど俺たちを置いていくことはないんじゃないのか?」
「ご、ごめんなさい、気持ち悪かったものだからつい……」
数々の魔獣を相手にしてきたクロエでも、やはり☆GOKIBURI☆は気持ち悪いらしい。
「はぁー……暫くまともに動けそうもないから、馬車に乗って村まで帰るか」
「はい……」
やはり気持ち悪いものを見た後はどうしても気分が落ちてしまう。
「ふ、二人とも元気出して! 今日は宴を開いてくれるんでしょ? めいいっぱい楽しまなきゃ」
「そういえばそうでした!! マコトさん!! 村の皆と協力してめいいっぱい盛り上げますので、ぜひ楽しんでいってください!!」
せっかくマコトのことを称えて宴を開いてくれるのだ、主役がゲッソリしていては場も盛り上がらない。
「まぁそうだな……それじゃっ村に戻るとするか」
「うん! 早くみんなの所へ帰ろう!」
こうして、マコト達は嫌なことを忘れるために、宴でめいいっぱい楽しむことを誓うのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます