雨とチョコレート、そして本が二人の関係性を作っていく。 大きな事件や、大きな出来事はないけれど、淡々と織りなす二人の日常はとても穏やかで素敵だったと思う。 最後にはまた読み返したくなるような一作でした。 始まりの一行が、今、小生が別のところで書いている作品と全く同じで、正直びびりました。小生も「雨」が好きなので、小生の作品にもよく「雨」が降ります。同士(?)を見つけたみたいで嬉しかったです。
雨から始まり、雨に終わる。とても綺麗にまとまっている小説だなと思いました。