第13話 ぼくの家族
人間たちを紹介しよう。っていうか ぼくの家族の紹介だ。
人間の大きいものは おとうさん。さだはる。
人間の小さいものは2人いて、兄がゆうき、弟は ようすけ。そして おかあさんは ふみこ。
ここは伊藤家。伊藤家は4人家族。
おとうさんは会社員、おかあさんは看護師、ゆうきは小学5年生、ようすけは小学3年生だ。
おかあさんは ぼくを見て家族の一員にしてくれた。
「名前つけなきゃね。」おかあさんが言った。
チョコ、アレク、ワンコ…いろいろ候補が上がったが おかあさんの一言で決まった。
「ミニチュアダックスフントだから、ダックにしよう。」
という事で、おかあさんが名前を付けてくれた。愛情があるのか、ないのか わからない簡単な名前だけど、とりあえず ぼくを嫌っていた おかあさんが付けてくれたので我慢しよう。というか感謝しよう。
めでたく、伊藤ダックになった。
「ダックって、可愛いけど俳優の藤田まことに似てない?」
おかあさんが言ったら、「そういえば。」って皆んな 笑った。
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