森、ドラゴン、あるいは少女
◆ 森の中の少女
枝の倒れた方向に歩き続けていると森があった。
もう一度枝を倒してみたら森の方向を指したので、そのまままっすぐ突っ込んで行った。
開けた場所に出た。
少女が倒れていた。
◆ 森の中のドラゴン
鑑定したら、HPが0だった。
とりあえずしゃがみ込んでまんたんのくすりを顔にかけてみたらHPが700になって生き返ったようだ。
少女の目が開いて、目が合った途端に後ずさって行った。
と思ったらドラゴンに変身して炎をはいた。
◆ 死んでしまうとは情けない
慌ててかわしたら急に体が重たくなったので何事かと思ったけど、前足の攻撃をくらって、俺は死んだ。
死んだことが分かったのは上空から見下ろす形で、自分の死体とそれを警戒するドラゴンを見ていたからだ。
ドラゴンはもう一撃を加えて死亡を確認すると、興味を失って辺りを見渡し始めたが、ドラゴンは俺が見えていないようで、またすぐに別の虚空を見ていた。
俺の死体に完全に背を向けたタイミングで、復活してみた。
◆ くすりの効果③
ドラゴンはまだ気付かない。
そう言えば! と閃いてくすりを二種類とも飲んだ。
そして背後から走り寄り、殴ったら、ドラゴンは吹き飛んで行って木々をなぎ倒して止まった。
追いかけて見てみると少女の姿に戻っていて、鑑定してみるとHPが0だった。
◆ ステータスの力
今度は暴れないように左手で押さえつけてからくすりを顔にかけた。
少女の目が開いて、目が合った。
また逃げようとしたが動けないようだ。
ドラゴンに変身された。
しかし動けないようだ。
◆ ぼくと契約して
さてどうしたものかと思っていたら「離せ」と言われたので、「断る」と言ったら少女の姿に戻った。
「では殺せ」と言われたので、それも断った。
「ぼくと契約して使い魔少女になってよ」と言った。
俺は使い魔のドラゴン少女を仲間に迎えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます