第256話 スコーンと落ちたとはなんぞや


 はいこんにちは。

 本日は別にあのイギリスのお茶うけお菓子の話ではなくってですね……(そらそうや)。


 例によってわたくしは働きに出て、ダンナは家でリモートワークなわけですが。

 ある日、仕事中の私のスマホにダンナから連絡が。


「あなた、左手薬指を見て」と。

「ほへ?」


 なんやと思ったら、なんか謎の写真が添付されとる。

 ちゃぶ台らしき板の上にある、銀色のちいさな輪っか……。


「お、おおおお?」


 それではじめて自分の左手の違和感に気がつきました。

 そうです! 結婚指輪ですっっ!

 きれいになかった、はまってなかった。

 今の今まで気づいとらんかった!


 基本的にわたくし、お風呂に入る時も寝る時も外さないタイプです。今までは、別に気をつけとかんでも指の肉によって(笑)留まっとったのにぃ!


 ……きっとアレですね。最近運動しとるから痩せたせいよね!(と前向きに考えてみたり)

 いやいやいや。ほんまびっくり。

 もちろんダンナには返信しました「すんませーん」といろんなスタンプつけて(苦笑)。

 いやわざとやないんよ!

 ドラマや歌なんかでよくある「別れ際に指輪を置いて(あるいは投げつけて)」みたいなことではまったくなーい。


 仕事から帰ってから、あらためてダンナに聞いてみました。


「ほんで、どこに落ちとったん」

「ベッドの布団の上」

「ほへえ。ほな完っ全に無意識やなあ……」


 無意識のうちにみずから外したのか勝手に落ちたのかはわからんですが。

 まあ、無くさんでよかったわ~。

 下手したら、お掃除好きのダンナが掃除機で吸い込んでもーてたかもしらんもんね!


 という、まあそんだけのエピソードでしたあ。

 いやいや、最近よう回るなあと思っとったけど、まさか落ちるとはあ!

 みなさんも、痩せたらちょっとお気をつけて~。

 ではでは!

 

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