第236話 冷蔵庫逝ってもたとはなんぞや
はいこんにちは~。
今日のお題はこれ!
年が明けてしばらく経ったある日のこと。
ダンナが冷凍庫を開けて「ん? んん?」と言いだした。
「溶けとる……」
「えっ」
冷蔵庫のうち、冷凍庫の部分の調子がどうも悪いらしい。
ダンナ、冬の間は温度をあまり下げない設定にしてるらしいんですが、そちらを下げてもあまり戻らない。
冬場とはいえこれはヤバい。文明の利器に慣れきった現代人の我々にはきっつい。
そのうち、ムスメが自分で買うて入れとったというアイスがめちゃ溶けてしまい、確実に「こらアカン」な状態に。
冷蔵庫の方はまだ生きてましたが、擬人化したらたぶんこんなカンジ。
冷凍庫「た、隊長どの! 自分はもうダメです。どうか置いていってください……!」
「れっ、冷凍庫オオォ────!」
みたいな?
ま、冗談はともかくやね。
元日から続いている能登半島地震のこともあり、阪神淡路大震災のときのことを思い出します。
あのときもこれぐらいの冬場で、電気は止まり、「冷蔵庫はともかく冷凍庫の中身は絶対ヤバい!」ってことになりましてね。
これが北国やったらそういう心配はないかもしれへんのんですが、なにしろ関西やからね。冷凍もんは溶けてまう。
しょーがないんで近くの公園で焚火をやって、冷凍庫に入ってた魚の切り身やらなんやら全部だして焼きまくって「震災バーベキュー」状態になったんを思い出してもーた。
ま、それはええねんて。
とにかく冷蔵庫がお亡くなりになりそうなんやヤバい。
結婚以来ずっと頑張ってくれた二十年選手だけに無理もないんやけども。むしろ、よう頑張ってくれたほうや。
てなわけでわたくし、ダンナに宣言しました。
「我が家のキッチンの支配者はアナタ。ゆえに任す! すべて任す!」
「専業主夫やからなー」
ダンナ、苦笑している。
いや仕事しとるから「専業」ではないけども。
「まかす」とは言うたものの、私もある程度、希望する色目とかは伝えてから翌日出勤。
ダンナは昼休みの時間を使って、ようお世話になっとる近くの電器屋さんに駆け込んだ。
わたくしは仕事中やったんですが、ちょうど昼休みにLI〇Eが来ました。
「『それやとすぐ動かんようになるやろから、買い替えやろ』って」
「さよかー」
「『でも、うちとこで買うより家電量販店の方が安くいけまっせ。そうしとき』やて」
おお。なんて良心的な電器屋さんや……。
この界隈で長いこと電器屋さんしてはるだけのことはあるで。さすがや!
「わかった。ほな私が、仕事帰りに〇〇(某家電量販店)行ってくるわ。希望するスペックとかサイズとか予算とか、ここに送っといて~」
てなわけで、仕事終わりに比較的近い家電量販店へ飛び込むわたくし。
なんやかんやですぐ決まる。
ついでにわたくし、たまたま1月が誕生日やったもんで、そのお値引きまでしてもろうて、予算よりだいぶお安く買えました。
ある意味ラッキー!
配送は翌日の昼ということに。
これを書いている現時点で、もう現物は目の前にございます。
「やっぱりええね~」と、ダンナの感想も上々のよう。
前日はもうさっそく、旧冷蔵庫の中身を全部とりだして掃除して……ってイソイソやってはったもんね。
ふはははは。
そんなこんなで我が家もバタバタな1月ですが、みなさまはいかがでしょうか。
地震のことだけやなく、インフルそのほかもどうやらかなり流行している様子。
どうぞお気をつけて~。
ではでは!
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