第234話 お正月ほっこりエピソードとはなんぞや


 はいこんにちは~。

 なんと、もう年が明けて7日も経ってもた……。

 どうしよう、なんもしてへん、どうしよう。ってどうしようもないがな!

 ええと、なんやかんやありますが今年もぼちぼちまいりますぞ。


 ほんで今日はなにかっちゅうとですね。

 我が家では、年が明けたからっちゅうてさっそくのこと、えっさほいさと初詣には出かけません。大晦日と元日がめちゃ混みやからね、神社さんはどこも。

 ということで、三が日もだいぶ過ぎてから、ちょっとゆったり行ける日にふらっと出かけます。


 今日も今日とて、ダンナとふたりでぶらぶらと行くことに。

 ムスメはっちゅうと「バイトで忙しい。ひとりで適当にいくわ」っちゅうんで別行動。

 ほんなもんで、のんびり出かけた。

 毎年お詣りしている神社さんに手を合わせて、破魔矢や御札などをいただき、あれこれ買い物なんかもしてから帰りのバスに乗ったんですが。


 今日はそこに、可愛いお客さんが乗ってはりました。

 男の子で、たぶん双子さん。「2、3歳ぐらいかな?」とお見受けしましたが、バスの先頭のところの座席に乗ってはって、お父さんとお母さんはそばに立ってはりました。

 我々は後ろの方の座席に座っていましたが、お子さんたちはとてもバスがお好きみたいで。あれやこれやとはしゃぐ声が聞こえておりました。

 動き出すと、ぼうやたちはさらに興奮して「はっしゃ~!」とか「うごいたあ!」とか歓声をあげてはりまして。


 このバスの運転手さんがまた、お優しくてね。

 いつもはお客さんに話しかける際にだけ使ってはるマイクをずっとオンにされたままやったんですが、子どもたちが「はっしゃ~!」と言うと一緒に「はっしゃ~」と嬉しそうにお答えになりつつ、運転してはったんです。

 そのご家族は途中で降りていかはったんですが、それまでずっと。

 ときどき、優しいお声で子どもさんに話しかけてはったりもして。「はい、動きますよ~」とか「これは運転手さんたちの無線ですね」と説明してあげたりとか。


 いやもうね、お正月からほっこりですわ~。

 車内が一気にハッピーモードになったよね!

 あいやもちろん、ああいう子どもさんの声が耳ざわりで苦手って人もおられるんでしょうけどもね。

 私とダンナはひたすら目くばせしあってくすくすのニコニコでした。

 ええですね、元気なお子さんの声。なんや、未来を感じますやん。


 あんまり嬉しかったんで、降りるときに「ありがとうございます」と言ったついでに、ちょっと運転手さんに声をかけました。


「『はっしゃ~』、可愛かったですねえ」と。


 運転手さんも、嬉しそうにニコニコ。


「はい。子どもに罪はありませんねえ」って。


 とまあ、今回はそんなエピソードのご紹介でした~。

 ではでは!

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