第222話 アルキメデスさんもびっくりとはなんぞや


 はいこんにちは~。

 こちらはだいぶ朝晩が寒くなってまいりましたが、みなさまのところはいかがでしょうか。

 とりあえず、お風邪などにはお気をつけてお過ごしくださいませね~!


 さてさて。

 実は我が家、前にも言うたかもしれませんが夏の間は基本的にシャワーしかしない。

 だからこういう季節になると、「そろそろお風呂にする? まだやめとく?」という会話が夫婦間でかわされる確率があがります。


 今年もそんな感じで「そろそろどうやろな~」「まだちょっと暑いかな~」とか言うとったんですが、先日からついにお風呂な日々が始まりました。

 前にも申しましたが、我が家ではわたくしとダンナが一緒にお風呂に入る。


 今年の秋も、そんな感じで最初のお風呂になんも考えんと入ったわけですが。

 数日たってから、なんや違和感があることに気がついた。

 もちろんふたり一緒のお風呂タイムにです。


「ねーねー。なんかさあ、変ちゃう?」とわたくし。

「え?」とダンナ。

「だって去年はさあ、ふたりでこう湯舟に入っとったら、ざぱ~ってお湯があふれてへんかったっけ……」

「あ。そうやなあ」


 見れば、まだ大して使っていないのに、ふたりで入っててもお湯の水面が風呂桶の上から五センチぐらいのところでちゃんととどまっている。

 去年は最初にお風呂に入ると、お湯があふれるのを気にして、ちょっと腰をうかしてたはずやのに。


「もしかしてお湯の量、減らしました?」

「いや、一緒やで?」

「って、つまり……」


 それでやっと思い至りました。

 そういえばふたりで湯舟に入ったら、前はもっときゅうくつな感じがしとった。でも今はさほどでもない。

 お湯もあふれない。

 つまり。


「わかった! つまり〇さんと私と、両方ともやせたからや──!」

「おお。そうかあ」


 ダンナもびっくり。

 そうや、アルキメデスの原理のやつや!

 ふたりしてリングフィッ〇アドベンチャーやったり、糖尿対策のために食事のコントロールしたりとかしとって、いつのまにやら減量に成功しとったからや! きっと!


 でも、そらそうやんね。

 言うたらダンナ、一番太っとったときから十キロは落ちてるし。明らかに後ろから見たときのシルエットがすっきりしとるし。

 なんなら私も九キロぐらいは落ちてるし。


「ちょっと……すごない?」

「うん。すごいね~」


 なかなかオドロキの発見でした。

 物理的に、しっかり体積が減ってるのが目にみえてわかった瞬間でした。

 アルキメデスさんもびっくりとちゃうやろか(笑)。

 ダンナとふたりで、びっくりするやらうれしいやら。


 ところで、ダンナも糖尿の件で、こんなふうにずっと好きなものを食べるのを我慢してがんばっているので、今日は一緒に美容院にいったあとでお洋服を買いにいきました。

 メンズってなんや、地味っちゅうかよくあるような色柄のもんしかないイメージなんですけども、そこのお店はちょっと布地の切り替えなんかがあっておしゃれなもんが置いてあるので、ちょっと遠回りして連れていったわけです。

 ピンク色のパーカーもあったので、それも購入。

 やっぱりダンナ、ピンクが似合うので(笑)。

 だいぶ早いけどクリスマスプレゼントってことにしときました(「いや早すぎるやろ!」ってムスメには言われてもーた・笑)。


 ではでは今回はこのあたりで~。

 ちゃんちゃん!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る