第137話 あなたが落としたぽっちゃりとはなんぞや
なにやら続けてこんにちは!
今回はまたまたすぐにネタがやってきてしまいました(笑)。
まあね、本業(?)の小説のほうがすぐに更新できなかったから……というウラ事情もあるっちゃあるけど~。
まあネタがあってんからええやん、っちゅうことで。
前回もうしました通りで期間限定プーになっているダンナですが、私は基本的に仕事やしムスメは学校やしで、実は家でひとりで留守番はさびしいてしょうがないらしい。
ま、さびしがりやさんやからね! たぶん今世紀最大の!(笑)
ほんで、ムスメより先に帰ってきて私が「は~疲れたあ」とベッドに横になってると、もれなくやってきて嬉しそうにくっついてきます。困ったもんです。
いや寝かせろや!
とりあえず寝たいんやこっちは!
まあ肩もんでくれたりするから許すけど。
ほんでほんで。
なんの流れやったかは忘れたんですが、昨日とつぜん私がこう言い出したのでダンナが目をまるくした。
「『あなたが落としたのはいいぽっちゃりですか、悪いぽっちゃりですか、それともふつうのぽっちゃりですか』」
「……はい?」
まあよくあるやつですやん。
元ネタは「金のおの 銀のおの」ですね。
本当は「金の斧」または「ヘルメースと木こり」という題だそうで、イソップ寓話の中にあるもの。
とある木こりが森の泉に自分の大事にしている斧を落としてしまい、そこから女神さまが現れて「あなたが落としたのは金の斧ですか、銀の斧ですか、それともふつうの斧ですか」ってきくやつ。
木こりは正直者だったので、素直に「ふつうの斧です」と答え、正直者であることを褒められて金の斧と銀の斧ももらう……というストーリー。
その後、「こぶとりじいさん」や「したきりすずめ」や「はなさかじいさん」的な展開となり、欲張りな木こりが泉にやってきて……てなことになるようです。
もともとは神さまが水神ヘルメース、つまり男神なんですが、日本では一般的にこれを女神様とすることが多いそうな。泉も、もともとは川であるそうです。
と、いうことで。話をもどします。
ダンナ「わかってるよ」という顔で答えた。
「もちろん、普通のぽっちゃりです」
「いやちがう!」
「は?」
「そこに私のぽっちゃりはいません。なぜなら私のぽっちゃりは、『かわいいぽっちゃり』だから!」
「ぶははは!」
ダンナに大ウケ。
ちゃんちゃん……いやいや。
もうちょい続きがありました。
ダンナが女神様をマネして言ったのです。
「『こちらのジェントルマンなぽっちゃり』はいかがですか」
「あいや、それは要りません」
「えー!」
ショックを受けるダンナ。
「ジェントルマンなぼくはいらないの!?」
「そうではありません、女神様。なぜなら『かわいいぽっちゃり』は、すなわち『ジェントルなぽっちゃり』だから! ジェントルマンふたりは要らんのです」
「ほええ……」
ちゅうか食費が出せない。
あいや、ふたりとも働いてくれると言うならちょっと考えようかにゃ?
ふはははは。
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