第138話 しゅんしゅん怖いその2とはなんぞや
はいこんにちは。
はじめての「その2」!
と申しますのも、今回は第35話「しゅんしゅん怖いとはなんぞや」と地続きのお話やから。
あ、でも安心してくださいね。
別にそっち読んどらんでもぜんぜん大丈夫やし。
見返してみたら、前回はなんや4年も前のことやったんですが、今年もまたお芋をふかす季節がやってまいりました。
それにしても、4年とは! どんだけ「ぽっちゃり」つづいてんねん……って、ちょっと遠い目になってもた(笑)。
まあ、それはええねん。
ある日の朝、ムスメがちょいと風邪ぎみやいうもんで、わたくし仕事に行く前、朝のうちに医者に連れていこうと思い、いつもよりもだいぶのんびりと家におりました。
ほうしたら、なんやダンナが唐突に圧力鍋にサツマイモを入れてふかしはじめた。
あ、ダンナは今はまたリモートワークの仕事になっておりまして、朝は比較的ゆっくりしております。
そのうち、なんかダンナの様子がおかしなってきた。
なんとなく落ち着かなくて、扉のかげにいってみたり、意味なくウロウロしてみたり。かと思ったら、ひょこひょこ私のそばにきて離れようとしない。
次にはコンロからだーいぶ遠いとこの椅子に座ってカタカタ、カタカタ、貧乏ゆすりを始める。
なんやその落ち着きのなさ!
「なんやねん。どないしたん」
と訊きかけて、ぴーんときた。
「……えーっと。しゅんしゅん怖いん?」
ちょっとひきつった笑顔のまま、ダンナこくこくこく、とうなずく。
やっぱりかーい!
いや、まあね。
それでもお芋をふかそうとしてくれはるのんは有難いと思ってるけどね!
そうこうするうちにも鍋の圧力が高まっていく。
それにつれて、鍋はシュンシュン度をあげていく。
どんどんうるさくなっていく。
と、ダンナもどんどん怖さが増すみたいで、
「ねえ、もうええやろ? もう火、落としても……」
「あかんて。お芋けっこうあったし、15分ぐらいは中火にしといてシュンシュンいわしとかな」
「えーっ……」
そんなあーた、泣きそうな顔されてもー。
しゃあないなもう。しゃあないなあ!
でもまあ、せっかくのお芋はおいしくいただきたいので、タイマーつけてしっかり待ってもらいましたけどね(鬼や)。
それが先日のことやったんですが、今日はお弁当がお芋ごはんやった。わーい。
ダンナ自身は家でリモートワークやのに、そしてムスメは「いらん」言うのでお弁当は私だけやのに、たったひとつだけのそれを、ひとり早起きしてダンナが作ってくれております。
めっちゃもうしわけない。でも嬉しい。
ほんで毎日、お昼には「いただきます」とスタンプをダンナ宛にLI○Eしております(笑)。
うっかりL○NEし忘れてると、
「今日、いただきますのLIN○なかったね」って一応いわれます。
あ、全然とがめる感じやないんですよ?
単純にさびしいらしい(笑)。
まったくもう。しゃーないなあ。
ってなお話でした~。
ではでは~!
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