第132話 銀メダル触っちゃったとはなんぞや
さてさて。今回はこれです!
タイトルでもうおわかりだとは思いますが、よろしかったらお付き合いください。
この夏行われた東京オリンピックとパラリンピック。いろんな問題がある中で開催されることになりましたが、選手たちはこの難しい中、おひとりおひとりが本当に頑張っておられるのが伝わってまいりました。
んで。
先日、私がちょいと寝不足で早めに床に就いていたところ、帰宅してあれこれ終わったダンナがいつものようにベッドにもぐりこんできました。
私は幸いまだ眠り込んでいなかったので、横になったままでしたが「おかえりい」といつものように言いました。
するとダンナ、ささやき声で
「あのね、あのねっ。今日ね!」
「ん? なに」
なんか妙にはしゃいどる。なんなんや。
「あの、オリンピックの空手、
「ああ、うん」
そうそう。東京オリンピックでなんと、その空手の形で銀メダルに輝いた、日本を代表する素晴らしい選手ですね。私もこの夏は長い夏休みということで、テレビにかじりついて拝見しておりました。めっちゃかっこよかった!
「あの人がねっ。●●社の社員さんやねんね。ほんで、仕事でそこの本社の展示会に行ってんけど」
「ほうほう」
「希容さん、立ってはってん。銀メダルさげて」
「ええっ! マジで!?」
「うんっ」
それは超びっくり。
「ほんでほんで、銀メダルさわらしてもらってん」
「えええーっ!」
うわあ、うわあ。
いいなあ、いいなあ! めっちゃ羨ましい!
「重かった~。あれ、かなりでかいね~ん」
「へー!」
「希容選手、舞台やとめっちゃ大きく見えるやん? でもそんな大きくないねん。160センチぐらいの、小柄なかたやねん」
「え、まじで!」
「普通の洋服着て立ってはると、ほんま普通の優しそうな、かわいい感じの女性のかたやってん」
「えええー! ほんまに?」
本当に、あの舞台に立って演技する清水さんはすごい迫力で大きく見えますもんね。全体を通してずっと厳しい表情での演技なので、普段のお姿とはかなりギャップがあるようです。
私もふつうに170センチ以上はある女性だろうと勝手に想像して勘違いしておりましたし!
「あとで聞いたら、今日だけ、一日だけやってんて。『みなさんラッキーですよ~』って店の人に言われたわ」
そらラッキーやわ、めっちゃすごいわ!
清水選手が所属されている会社は本社が大阪なんですね。たまたまのことでしたが本当にラッキーでした。
そしてめっちゃ羨ましい(二回目・笑)!
その後あらためて聞いたらダンナ、「あれはファンでないと、街あるいてはってもふつーに気付かへんで」と申しておりました。
ちゃんと清水選手の道着姿の写真入りのお名刺までいただいてきてたし。
はわわ~羨ましいMAX(三回目)!
という、今回はちょっとした羨ましさのお裾分けでございました~。
ちゃんちゃん。
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