第131話 いーやーだーとはなんぞや


 はい、どうもどうも、こんにちは。

 相変わらずでございますが、よろしかったらお付き合いくださいませ。


 私は(8月末日現在で)まだもうちょっと夏休みがある感じですが、ダンナはもちろんだいぶ前から仕事が始まっております。そんで私は毎朝、自宅近くのバス停までダンナと手をつないでお見送りに行っております。

 我が家は山のほうですし、朝といえばもっと涼しくてもよさそうなもんですが、この酷暑の夏ではそうもいかず、朝からわりと暑うございます。帰ってくるとけっこう汗びっしょりに。


 で。

 月曜日の朝、またダンナをつれてバス停に向かっておりましたらですな。

 突然となりでダンナが言い出した。


「いーやーだー。仕事いきたくなーいー」

「…………」


 なにを言い出しとるんや、この男は!

 いやもちろん、冗談なのは言い方で分かりました。

「いーやーだー」の、「やー」のところだけ高く発音するこの言い方が、よく近所でお母さんにダダこねとる幼稚園児や保育園児さんとまったく同じやし!

 なんとなく幼稚園児風の裏声やし!


「●さんといっしょにいーたーいー。●さんといちゃいちゃしてたーいー。って言ったらどうする?」

「『ええい、やかましいわ! つべこべ言わんと会社行けやあ!』って飛び蹴りかます」

「ぶへっ」


 ダンナ笑ってます。

 まあどっちも冗談やからね!

 ほんまの本気で「会社やめたい……」って言うたときには「わかった、やめよし!」って言うたんは前にも書いた通りやし。

 そこはわきまえてますって、当然!


 という、まあ楽しい毎朝のお見送りでした~。

 ではでは!

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