第112話 鼻からのあったやんとはなんぞや
さてさて。
前々回、胃カメラ騒動の顛末をちょいとお話ししたわけなんですが。その後、検査結果を聞きに行く日がありました。
わたくし「もう絶対ここで『もうムリ』って主張しよう! そうしよう!」と心に決めておりまして、ちょっとドキドキしつつも朝から病院へ。
予約してあったにも関わらずえらい待たされるなーと思いながら待ってたら、今回からまた担当の先生が変わっておりました。
なんや、いかにもお若い女性の先生で、そばにいてはる助手(?)の方に医療ソフトの入力方法から丁寧に指導されつつの診察でした。そら時間かかるわなーという感じ。
でもニューフェースっていいですな。
若い人が頑張ってはんのは、見てて頼もしいですなあ。
まあ、それはそれとして。
前回の胃カメラでどんなに大変やったかをとりあえずご説明して、なんとか胃カメラの頻度や方法を変えていただけないかをご相談しました。
ところで胃カメラって、鼻からのんより口からのんのほうが、検査結果が正確に出るらしいですね。まあこの先生の弁によればですけど。
わたくしかつてピロリ菌の除去をしてもらったことがあり、血液検査の癌マーカーも上がってくるわけではないんやけどやや高めということで、年一回の胃カメラは続けたほうがよいとの診断らしいです。
でも、口からは少なくとももう無理やで~。かんべんして~。
あんなんもう無理~。
この通り申し上げたわけではないんですが、切々と訴えて泣きつく私。
「え~っと、そうですねえ……。おつらいですよねえ」
先生、困ったお顔になる。
お若い先生だけに、おひとりでは決定できなかったみたいで、結局翌日にもう一度別の内科の先生とご相談になりました。
結果、一応来年は鼻からに! やったあ!
なんやもしかしたら、検査のときに使う鎮静剤とか麻酔とかのアレルギー症状なのかもしれないとは言われましたが、時間が経ちすぎてから症状が出ているため確率としては低いそうな。ほほー。
って言うか、鼻からのんあったんやん……(苦笑)。
もー。あるならあるって
ということで来年のこの時期にまたやってみて、どうなるか経過観察まちです。
は~、気の長い話。
あ、そうそう。
ダンナ、面接は通りましたがこのほど例の会社に正式採用となりました。
今月下旬から働き始められるようです。やったあ。お給料も一応まともな額みたいやし。交通費も出るみたいやし(つまり以前はそうじゃない会社も……ってことですなあ・超苦笑)。
家にダンナがおらんとなると、また色々大変になりそうではありますが、まあそれなりにがんばろー。おー(死んだ目)。
そういえば職場の学校にも新年度で新しい先生方が何人も入られましたが、小さいお子さんがいる女性の先生、作業しながらダンナさんの愚痴が炸裂してはりました(笑)。
『え? ゴミ捨てしただけでほめてもらおうとしとん? そのあとの新しいごみ袋のセッティングはしたん?』
とか、
『お弁当箱が二段から一段になっていややて言うんやったら、アンタが自分で弁当箱洗ってね?』
とか、
『ほんでも、洗ったら洗ったではじっこに油が残ってたりしてキーってなるう! ま、あたしが食べるわけやないからもうええけど』
『こっちはもう「母親」になっとんのに、あなたはいつ「父親」になるん? はよなって!』
とかとか……。
そういうメールを返すと、だんな様は、
『はい。私の力不足です。大変申し訳ありません』
という返信をされるそうです(笑)。なんや返信メールが全部丁寧語やねんと。
ちょっと
ところでこのお話になったとき、私はさすがにそこで「いやうちのダンナはね……」とは言えませんでした(笑)。
だってそんなダンナマウントとったら悪いし~。
まだよく知らん先生やし~。
こっちのダンナは掃除、洗濯、炊事、料理、全部ばっちりこなして最後にシンクを綺麗にするところまでを料理だと認識してます、とかさ~。
イヤミやんはっきり言うて。
まあでもね。学校の先生なんて大変な仕事をしてはる奥さんなんやから、ダンナさんもええ加減がんばらんとね~。
と、そういう話をしたらダンナ、
「ははは、おもろい。会うてみたいわ」
と笑っておりました。
「なんやったらちょっと教えてあげるで。コツとか」ですと。
家事はちょっとしたコツなんやそうです。
へー。
さすがプロ(?)の言うことは違うわ~。
ということで、こちらはいろいろオモロいことが始まりそうな春でございます。
みなさまにとっても、どうぞ良いことのある新年度でありますように~!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます