第111話 代わりに見てとはなんぞや


 はい、続けてこんにちは~。

 今回は、前回の胃カメラ騒ぎのあと、翌日ぐらいにあったお話です。


 実はダンナ、例の伝染病のせいで1月末でまたプーに舞い戻っておりまして。しばらくまた職さがしの日々になっておりました。

 まあそのおかげで、私が大変なときに看病してもらえたり、日々の洗濯やら掃除やら食事やらが完璧になったりやらで生活のクオリティは爆あがりやったわけなんですがね!(笑)

 

 ダンナの歳になると、やっぱり何より年齢がネックになりやすいみたいで。またもや、かなりたくさんの「お祈りメール」が来ていたようです。普段あんまりそういうことは顔に出さない人ですが、やっぱりじわじわとダメージが来ていたらしく。

 それでも先日、二次面接までなんとか進んだ会社がありまして、その結果をお知らせするメールがダンナのスマホに届きました。


 夕方、スマホゲーム(最近私はムスメに勧められて「ジョジョ○タ」ってのをやってます。いらん情報キター・苦笑)をやってたら、隣にいたダンナが不意に言いました。


「あ。返事きた」

 そのまま、ふっとスマホを渡される。

「はい? なに? 返事て?」

「見て」

「は?」

「ここ押して。返事見て。おねがい」


 と言って両手で顔を隠してあちゃらの方を向く。

 オトメか! 可愛い!(バカ)

 見れば例の会社からのお返事メールの模様。

 うーむ。これを私に見ろってか。


 まあね、気持ちはわかります。

 私も何年も前、司書の資格を取るために通信で勉強してたとき、レポートの合否のお知らせハガキを当時小学生だったムスメに「見てえ!」って見てもらったことあるし(似たもん夫婦)。

 あの時は、同じ先生に何度もレポート落とされてて凹んでたんよねー。

 ということで、「よし。押すで」と受け取りました。


 リンクを押して、じーっと見る。

 なんや開いた先のタイトルに「内定」の文字があるような気がするけど、「開けてみるまでは信用できんな」と、沈黙したまま先へ進む。

 そーっと薄目を開けて、何度か文面の上に目を走らせる。


『……内定のお知らせを……』


 どうやら幻覚ではないぞ。

 なんべん読んでもやっぱりそう見えるので、遂におそるおそるダンナにスマホを返しました。



「えっと。内定って書いてある……みたいよ? どう? ちがうかな」

「えっ!?」


 ダンナもスマホを受け取って、しばらくじーっと文面を見る。


「……やった?」

「合ってる? 内定? 合ってた??」

「うん。多分……」

「やったやん!」


 拍手喝采な私。手を握って、頭を撫でてあげる。

 さっそく泣きマネするダンナ。

 ツイッ○ーで報告したら、早速「おめでとうございます!」のリプライを下さる方があり、その文面を見せたらまた泣きマネしてました(笑)。


 いやいや、前回も似たようなことを書いた記憶がありますが、とりあえずほっとしました。今回は長続きするとええなあと思います。

 ともあれよき春を迎えられたようで、つづれ家はどうにかこうにかやっていけそうでございまする~。


 ではでは!


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