第81話 ぷりつんとはなんぞや

 さてさて、こんにちは。

 コロコロ騒動も、すこーし下火になりましたやろかいね~。

 とか言うてあんまりのんきにしとったら、忘れたころに……ってなりそうやから、まずまず安心しすぎんとぼちぼち参りましょう~。


 職場でもムスメの学校でも、ようやくいつも通りの授業形態が戻って参りました。とはいえ気は抜けませんし、あっちこっち消毒したり密を避けたりは必須ですけども。


 世の中そんな感じですが、まあつづれ家は相変わらずやっております。

 この週末は梅雨ながら一応晴れの予報だったので、みんなで掃除したり布団を干したり。

 ずっと家におって久しぶりに学校でまともな体育の授業を受けたら、全身筋肉痛になっておばあちゃんみたいにしか動けなくなったムスメ。

 その日もやっぱり中学のときのジャージ姿で、おばあちゃんみたいな格好でヨロヨロ手伝っておりました。


 いや、あんた。

 運動不足もたいがいにせえや(苦笑)。


 昼過ぎになり、3人で布団をとりこんでいたところ、なんやムスメと「ツンデレ」の話になりまして。


私「そう言や、お父さんは体形がツンデレやんな」

ムスメ「体形がツンデレ」

「だってほら、なんぼぽっちゃりや言うても、男やからあっちこっち硬いやん。ヒジとかヒザとかつま先とかさあ。なんや油断しとったら、ぶっすーって刺さってくるやん」

「ああ。せやね」

「ツンが2割ぐらいあるやん。いや2パーセントかな?」

「いや。それはデレツン」

「むー。そうなるか」


 「ツン」と「デレ」の割合の高い方を前に置くわけやね。

 いや、でもちょっと待てよ。


「っちゅうか、『デレ』って言うよりは『ぷり』か。お父さんは体形としては『ぷり』。ちゅうことは……『ぷりつん』?」

「ぷりつん」


 ムスメ、真顔になる。


「なんやプリ○ュアの亜種みたいやな」

「ぶふっ」


 とうとう、腹筋が痛いと言っているムスメを笑わしてしまいましたとさ。

 ちゃんちゃん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る