第79話 キューショクとはなんぞや
なんや、えらい4月になったもんですなあ。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。こちらはまあ、のんびりやっております。
テレビやネットではわーわーやかましかったり、見ててちょっとしんどくなる言葉も飛び交っていたりするので、そちらはまあテケトーに流しつつ、必要な情報だけ見る感じ~。
だってしんどいねんもん。
政府のことも他の人のことも、あんまりわーわー言うて責めてる人の言葉はきっつい。関係なくてもあんまり見ていたくないもんです。
ほかのエッセイでもちらっと書きましたが、ココロの問題は目に見えへんからやっかいやねん。しかも、あとでガツンと来んねん。あんまり甘く見たらあかんねんで~。
っちゅうことで、こちらではのほほんと参りますう。
さあて、何から書こうかなあ。
あ、そうそう。
ああでもないこうでもない言うて「どないなんねーん」と思ってましたが、とりあえずムスメの入学式はなくなりまして。
代わりに同じ日に「入学説明会」なるもんが開催されました。
現場の先生方こそ、ほんまギリギリまでバタバタやったと思います。ありがたいことです。
ムスメ、晴れて高校の制服に袖を通して出かけました。親はひとりしかついてったらあかんそうなんで、まあ私がついていく。
ちょうどこの近隣では桜が散る直前ぐらいの美しさなので、その下でちょいと写真など撮ってから学校へ。
バスに乗っていくと、吹く風にのって桜吹雪がたくさん降り落ちてきておりました。バスが桜の花びらの中を通り抜けていくのです。
たいへん美しゅうございました。なんか夢のようでした。
いま、この国にあんな変な病気が蔓延しつつあるなんて信じられへん。
むかーし読んだ手塚治虫先生の「ブラック・ジャック」の中に、工場による公害の物語があって、それに侵されたピノコそっくりの女の子が
「あんなにきれいなお空に、悪いものが飛んでるなんてうそよね、先生」と言うシーンがあったのを思い出す(台詞はうろ覚えです、すんません)。
ほんまあれやと思った。
ま、それはそれとして。
例によって例のやつ、PTAのくじ引きにもうまーいこと外れて、ほくほく顔で帰宅する。わたし的には大勝利です(コラ)。
前日に総理の緊急事態宣言があったせいで、お店はあっちもこっちも閉まってましたが、学校で体操服販売もあって荷物も多いし、これも人助けやと思うて、タクシー使って帰る。
タクシーの運ちゃんにめっちゃ「ありがとうございますう!」って言われてもた。
いや、こういうときはお互い様やからね!
こっちこそ、「靴があわへん」言うてさんざっぱらぶつくさうるさいムスメ連れてバスのって、坂道歩く気にならんかったんでめっちゃ助かりましたし。
お互いぼちぼちとやりまひょ~。
ほんで、ですな。
夕方になってダンナからLI○Eが入る。
ムスメが先に自分のスマホで見てこう言った。
「おとーさん、明日からキューショクやて」
「ほへ? 給食?」
なんで?
自分で毎朝ちゃちゃっと弁当つくって仕事にいく人が、なにゆえ給食?
どゆ意味?
「そっちじゃねえ!」
すかさずムスメにつっこまれる。
そう、「給食」やなくて「休職」やった!
はい、安定のつづれ家でございます。
ダンナ、お陰様で4月から新しい職場に通っているのんですが、遂にそこもリモートワークに切り替わったようですな。ダンナは派遣なもんで、休職扱いになったようです。給料は6割出るんやとか。
えええ、微妙。微妙やけど、まあまあ良心的でほっとしました。
私の仕事のほうは学校関係なもんで、さてどうするかなーと考え中。
せやかて生徒もおらんのに春にめっちゃ行ってしもて、夏休みが
そういえばダンナ、その職場で以前いっしょやった人に会えたそうです。ああ、そりゃよかった。新しい職場って人間関係が落ち着くまではストレスになりますもんね。
一見なにをかんがえてるかわからんとこのあるダンナですが、その方がおられたら
「あ、別にこわい人やないんや」
「ただのちっこいぽっちゃりのおっさんや」
って思ってもらえますもんね!(え、ちがう?)
ま、なんやかんやございますが、お互いぼちぼちまいりましょ~。
ではでは。
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