第77話 合格発表とはなんぞや
こんにちは。
はい、タイトルでおわかりかと思いますが、今回ばっかりは「ぽっちゃりなダンナ」はあんまり主役やありませんね。
我が家の中3受験生の、ひとりムスメのお話です。
お時間のあるかた、よろしかったらお付き合いくださいませ~。
ご存知のかたはご存知のとおり(あたりまえや)、我が家のムスメは中3でこの一年は受験生として過ごしてまいりました。
昨日は遂にその第一志望の高校の合格発表の日。ムスメとそのお友達とともに、その高校に向かいました。
実はその子は幼稚園からずっと一緒で、私自身もそのお母さまと一緒に役員をやったりととても仲良くさせていただいているという、なにかとご縁の深い人です。明るくてとても優しい子で、ムスメととても気が合う人です。
さて合格発表。本人たちがあれこれおしゃべりしながら待っている間、発表前の5分間ぐらい、私はもう吐き気がしてきよりました。
なんや倒れそう。いやもう緊張で。
大昔の自分自身の発表のときは「あ、受かったわ。当然やな」ってしれ~っと帰った記憶しかないのですが。
今にして思うと、やなやつやな~。いや先生から「上の学校はちょい無理やで」って言われて一個ランク落としたことと、当日の試験そのものがかなりできたことは分かってたからこそなんですけども~。
ほんま、先達のお母さまたちからはよく聞いておりましたが、我がことよりも子供の受験のほうがよっぽどストレスや。ねえ?
こちらの公立高校の入試では、まず合格者の受験番号の発表のあと、第一希望と第二希望のどちらに通っているかが封筒を渡されてからわかるという仕組み。なんか私のころとはだいぶ様変わりしております。番号見ただけで「やったー!」ってわけにいかへん。
んで、よくわかってへん私は二人の番号があってまず「やった、やった! おめでとう!」と喜んだのですが。ムスメから「いや、まだわからんで」と言われて「へ?」となる。肩透かしでぽかーん。
二人はそこから、封筒をもらいに高校の建物へ入っていきました。
結果はというと、ムスメは無事に第一志望の高校に合格。
けれどもお友達のその子はダメで、第二希望の高校になってしまいました。
それなのに、出て来た二人に「ど、どうだった?」と訊く私に、お友達のほうが「おめでとう!」といわんばかりににこにこして、ムスメを指さして拍手して見せてくれるのです。自分は落ちていたのに……!
なんちゅう優しい子やろう。
泣いてまうよもうそれだけで。素直に喜べませんがな。
こんな素敵なお友達に「〇〇(ムスメ)は優しい、好き」と家でも言ってもらい、ずっと仲良くしてもらえていたなんて、ムスメは幸せ者だなと思いました。できることなら一緒に同じ高校に通わせてあげたかった……。
その後、同じ高校の敷地内で自分の勤め先の中学校の子、しかもこれまで図書委員を一生懸命やってくれていた子にも会いまして。残念ながらその子もだめやったとわかり。子供のことは嬉しいけれども、とてももろ手をあげては喜べませんでした。
ともあれ、いつまでも親が一緒におっても気づまりやろうし、先に子供たちだけで帰らせることにして、私は小さなケーキなどを買ってから帰宅。
仕事から帰って来たダンナとともに、まずは三人でだきあって「おめでとう~!」と言いあい、本当にささやかですがケーキとコーヒーでお祝いをいたしました。
正直いって、推薦のときに一回落ちてから本人もメンタルを保つのがかなり大変そうで、私自身もナナサンぐらいで「ダメかもしれん……」と覚悟はしていたので、嬉しいのは嬉しいです。
こちらやSNS上で、さまざまにお祝いを伝えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
みなさんに支えられて、どうにかこうにか私も小説の毎日更新を続行できたと思っております。
当のムスメは「高校に受かったらあれが欲しい、これがしたい」と前々からあれこれ言うておりましたが、行きたいところはこのコロナ騒ぎで閉園になったり、感染の危険があったりするのでまあ無理。
ということで、「Switchが欲しい」「電王とゼロワン(どっちも仮面ライダーですな)の円盤が欲しい」「ゼツメライズキー(これも仮面ライダー関連のオモチャ)欲しい」等々と、完全にヲタ丸出しの希望をあれこれ述べております。
いや、もちろん宅配のおいちゃんやお兄ちゃんには申し訳ないわけやけど。
こういうとき、ヲタは強いですよね。
別にコロナやのうても、もともとがインドアやもーん。
ちょびっとはストレスも減りますもんねえ。
ムスメのお祝いも兼ねてこの自粛ムードの中、近くのファミレスなどでしっかりお金も落とそうと今から画策中です。
ということで、今回はなんやかんやマジメさんでしたね。すみません!
次回からはまたあほあほのんびりぽっちゃりエッセイに戻りたいと思います。
コロナでまだまだ大変な状況ですが、お互い手洗い、うがいなどをしっかりしながらぼちぼち乗り切ってまいりましょう~!
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