第74話 寝返りがうてたらちゃうでとはなんぞや

 ちょっと遅めなのですが、皆さまあけましておめでとうございます。

 本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。


 えーと、遅くなってしまったのには一応理由がございましてですね。

 実はわたくし、元日からインフルエンザを発症しておりました。

 今は平熱に戻っておりますが、まだちょっとふらついております。


 元日、日中は比較的元気だったのですが、夜になってから凄まじい悪寒に襲われまして。喉の奥の違和感と発熱、それに体中の痛み。これはもう……多分ソレだなとは思いました。

 あ、でも昼間もちょっと吐き気があったかな。それで親戚の集まりへの出席をパスしましたんで。

 今にして思えば、本当にパスしておいて良かった……。


 もちろんダンナは、いつものようにかいがいしく、くるくるとお世話をしてくれておりました。お粥を作り、ひえピタを交換し、枕元の水を交換し。

 でも、こう言うのです。


「あ、寝返りがうてるんやな。だったらインフルやないわ」って。


 え? 判断するのそこ??

 半信半疑な私。

 いや、私だって相当がんばらないと寝返りもうてないし、ベッドから出るのすらひと苦労だったんですけど。いつもと同じ布団がめちゃくちゃ重く感じましたし。

 そういえばだいぶ前、ダンナがインフルになったときは寝返りがうてなかったなと思い出す。

 うーん。でも、そうか?

 健康なときでもアナタ、かなり寝返りはうちにくそうよね?


「え? なんで?」

「いや、だってその……ぽっちゃりやから」

「ひど! ●さん、ひどっっ!」


 そんでもまあ、医療関係にお勤めの物書き仲間さんから「病院に行かれたほうがいいですよ」とアドバイスされ、2日になって大人しく病院へ行ってまいりました。

 近場なんですが、私がろくに歩けないもんで(実際、部屋の中ではうなりながら這っていた)、いつもなら近くにいるタクシーを探す。

 が、やっぱりお正月。いませんねえ。

 それでもどうにか、この界隈までお客を乗せて来たらしいタクシーを見つけて病院へ。


 あっさりインフルエンザA型に陽性反応がでる。

 まったくもう、ダンナ!

 寝返りできるできんで判断しちゃだめだめ!


 でもダンナ、ここは男らしかった。

 行きも帰りも近場だったのでとても安かったのですが、千円札を出して「釣りは要らないんで」と言ってサッとタクシーを降りたのです。


 さすが、戸外(だけ)ジェントルマン(笑)。

 と、今回はここまで。

 明日、もうひとつ更新したいと思います~。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る