第73話 「また忘れもんして」とはなんぞや
こんにちは。
あっというまに秋が駆け抜けていき、ろくに紅葉狩りもできないうちに冬が来てしまった感じですね。もう十二月が目の前とか、信じれん……。
みなさま、お風邪などは召されていませんでしょうか。
我が家は幸い、なんとかいまのところ発熱したり、インフルに見舞われたりはしておりません。ムスメが受験生なので、ここからはなかなか気を使う季節です。
さてさて。
毎回妙なタイトルですが、今回もまた妙な感じですわな(苦笑)。
実は私、ここしばらくはお休みが続く予定でした。勤めている学校で定期テストがあるときは、大抵はお休みを頂いておりまして。
今回はそれが三連休になるはずで、そこに土日がくっついていたので、結果五連休になるはずやったんですが。
その前日、わりとギリギリまでほとんどタイムアタック的に仕事をしていて、わさわさと慌てて帰ったのがいけなかった。
今までも何回か忘れたことがあるんですが、今回も忘れてきました。
……そう、スマホです!
いやね、別に明日も仕事なんやったらもうええんですよ。大抵は鍵のかかる自分の机の引き出しの中に入れてきておりますしね。小説の執筆もSNSも、PCがあれば別に用は足りるし。
でも、今回はちょっと事情が違った。
図書館の方へ置き忘れてきた上に、先ほども申し上げたとおり、そこから五連休の予定やったもんで。
「あかん。さすがにコレはあかん……!」
って、ちょっと青ざめていた私。
翌日は別件で、某小学校の図書ボランティアさんたちと、作業のことで連絡もとらねばならないことがわかっていましたし。
しょうがないので、翌朝ふつーに出勤する
で、前日のダンナ。
「スマホ忘れて来たから、明日はいつもどおり〇さんと朝出かけるわ」と言うた途端、パアアと顔が明るくなる。
……をい。
なんやねんその、めっちゃ嬉しそうな顔!
正直、けっこうむかつくぞ。
いや、ここまでこの、のんきなエッセイにお付き合いくださってる皆さまは、もうお分かりのはず。
そう! 朝、出勤するときに手をつないでバス停まで歩き、バスの中でも二人席に座って手をつないでいる私たち。
ついでながら、最近はバス道の脇を流れる川でカルガモのご一家をよく見かけるので、毎朝二人して車窓からバードウォッチングしていたりもしますが。
一人で出勤となったら、途端にさびしくて泣きそうになるダンナですもんね?
まあ、それはええとしよう。
いや、あんまりよくないけど、百歩ゆずってええとして!
その朝のバスの中でダンナ、にっこり笑ってなんて言ったと思います?
「今日もなんか忘れもんしてきてね?」
「…………」
あほかーい!
「だが断る」やがな、まったくもう!
なんで一緒に出勤するためだけに、私が職場に忘れもんしてこなあかんねーん!
と、今回は(っちゅうかまあいつもやけど)そういうアホなお話しでした。
あ、そうそう忘れてた。
この話にはオチがありまして。
実は私、そう言いながら、その朝持って行ってた晴雨兼用の日傘をうっかり学校に置き忘れてきましたとさ。
いや、別に取りに行けへんけどな!
ちゃんちゃん。どっとはらい~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【追記】(その後の顛末を少し)
LI○Eで
ダンナ「明日も、一緒にバスに乗りますよね」
私「の ら ね え !」
私(NOのスタンプ)
ダンナ(ガーンのスタンプ)
ダンナ(豪雨のなか泣きわめくスタンプ)
ダンナ(涙するトリのスタンプ)
ダンナ(泣きながら走り去るうさぎのスタンプ)
スタンプ連打……^^;
しまいにムスメから
「五歳児か!」
ってつっこまれてましたわ(苦笑)
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