第69話 ママンとはなんぞや

 ということで、あまり間をあけずにこんにちは〜。


 今日はちょっとダンナの話題からは外れるかもですが、まあお付き合い頂けたら幸いです〜。


 さてさて。

 我が家のムスメは今年は中3、遂に受験生。

 この間もちょっと言いましたが、なんかもうスマホが体の一部になってんのとちゃうんかいと思うぐらい、持ち時間べったりスマホばかり見ていて、勉強してるとは思えません。


 はあ。ため息出るわあ。

 まあ、多くの受験生の親御さんが似たような悩みを抱えてらっしゃるだろうなとは思うのですが。

 お互い頭が痛いですねえ。


 実は我が家は、子供用の勉強机というのがありません。

 なんや東大に受かるお子さんは小さい頃からリビングで勉強してはるとか聞きますが、我が家もそんな感じなのです。

 まあ東大やなんやらにあやかれないのは明らかですが、我が家もムスメが小さい頃から基本的にリビングで勉強して過ごしてきました。


 ですが、逆にそれもあってか、彼女は最近私の前では余計に勉強したくないらしく。困ったもんです。

 そりゃまあ、絵を描いたりするのは目の前で見られてると無理なのはよく分かるんですが。


 でもその一方で、幸い家事は厭わない性格になってくれたもので、割とよく夕飯なんか簡単なものを作ってくれることもあります。

 まあ、ダンナが週末に作っておいてくれたカレーやなんかをあっためるだけとか、パスタだとかいう簡単なものですけど。

 それでも、仕事で疲れてて動けなくなってる時なんかは本当に助かっております。


 この間もそんな感じで、ムスメがダンナ作のビーフシチューを温めて食事の準備をしてくれたんですが。

 あまりに嬉しくて、寝転がったままの私が言いました。


「わ〜い。ありがとうお母さん!」

「お母さんじゃありません」


 ムスメの目がめっちゃ冷たい。

 さらに私のお腹辺りを指さして、


「そこから生まれたんでしょうが!」


 うむ、さすがは私のムスメ。

 ツッコミの鋭さがハンパない。

 しかしめげない私。


「じゃあ、ママー!」

「ママじゃない!」


 さらなるツッコミ。


「うははは。どうだ、私がお父さんからから『ママぁ!』言われてムカつく気持ちが分かるやろ」

「うん。わかったわ……」


 ムスメ、完全に半眼です。 

 そう言うムスメは、普通の時は私のことは「お母さん」呼び。

 ただしLI〇E上なんかだと、半分ふざけて「ママン」と呼ばれることもあります。


「ママン」

「なんや」

「あの、すみませんが」


 大体、こう言い始めると、「推しのライブがあって」どーとか、「推しのマンガがそれぞれの本屋で違うおまけがついてくるから」こーとか、そういう系統のお願いみたいなのが多い。

 そう言えば夏は某コンビニで推しのプレゼントをくれるイベントみたいなのをやっていて、指定のお菓子を買うのに朝から奔走したり、同じマンガを別々の本屋で買うためにあっちこっち電車とバスで動き回ったりといろいろございました。


 おそるべし、「ママン」呼び。

 今回はダンナよりムスメ中心のお話でした。

 おつきあい、ありがとうございました~。

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