第42話「仕事いきたくないでゴザル」とはなんぞや 


 なんちゅうサブタイトルやねん。

 いや自分で言うのもなんやけども。

 「それ毎回やろ」っていうお声もちらほら聞こえる気もするし~。


 ま、ともかくですな。

 最近、ダンナがよく言うんですわ、これ。

「仕事いきたくないでござる」。

 何を言うてんねんなもう。

 そうは言いつつも、まあ休まず行ってるからええねんけども~。


 いや分かるのよ?

 世のダンナさんがたのみならず、奥様でもおひとり様でもそれ以外でも、外に出てするんでも家でやってるんでも、とにかく仕事と名のつくもんをしてる方の多くが日々、同じこと思いながら働いておられるっちゅうことは。

 もちろん、めっちゃめちゃ自分に合っててやりがいもあって、毎日やるんが楽しいてしゃあない、っちゅう仕事に就けている方はそうではないでしょうけども。


 かく言う自分も結構そっちですが(笑)。まあ金にはならんけど。

 体は疲れるしストレスフリーなわけでもなんでもないけど、とりあえず今させてもらってる仕事は楽しいです。別に休みたいとは思わない。幸い時間も短いし休みも多いしね。

 ただまあ、小説書く時間だけはもうどうしても物理的にゴンゴン減るので、そういう意味では休みたい。書く時間が欲しいから。


 って私の話はええねん。


 ほんで「仕事いきたくないでゴザル」星のぽっちゃり王子は毎朝どうしてるかと言うと、まず家族で一番に早起きして洗濯機を回し、提督業(例のゲームね)をやって三人分のお弁当を作り、朝ご飯を食べてスマホのゲームもやってから、余裕をもってご出勤しております。

 もはや主婦の鑑を通り越してるな。足を向けては寝られんな。

 ぽっちゃり腹肉をうりうり足蹴にはしてるけど(オイ)。


 実は私も、ちょっと早めなんですが一緒に出てます。

 人目につかないところではお手てをつないで歩き、バスの中でも二人席に座って見えないところで手をつないでおります。


 なんかアレやね。

 4月に散見されるとある光景を思い出しますよね。

 たまにいはるやないですか、「いやや~、行きたない、行きたない~!」って泣きわめいてる幼稚園児とか保育園児、ひきずっていかはるお母さんが。なんかそんな気持ちになりますよね。


 まあ一応は成人男子やし、ドア一枚隔てて「ぽっちゃりジェントルマン」に豹変するダンナのことなので、実際はべつに落ち込んでとぼとぼ歩いてるわけやないけども。

 ほんでも明らかに「●さんとお手てつないで行けるんやったら行こっかな♪」みたいなオーラをビシバシ感じる。どないかしてんか。


 そんなんやもんやから、私がいつもよりも出勤時間が遅い日とか、休みの日なんかもういけません。

「ひどい! こんな可愛いボクと一緒に仕事いってくれないのね……!」みたいな、ものごっつい打ち捨てられた小動物みたいな目で訴えられる。

 ええ加減にしてえな、もう。

 ためしに「休みやけど一緒にバス乗って途中まで行ってあげよか?」って言ってみたら、ソッコーで頭をブンブン縦に振られた。完全に真顔。

 冗談やっちゅうに!


 こっちはあれです、「せっかく時間できたから小説ちょっとでも書いとこうかな~」とかウキウキしてんのに。

 ひど! ヨメひど!


 ま、それやこれやで明日からまた月曜日ですな。

 皆さんもまあだましだまし、体に気を付けてお仕事に、家事に育児に奮闘なさってくださいませ。

 ともに頑張ってまいりましょう~。

 ではでは。


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