第43話 胃カメラとはなんぞや


 いや、「なんぞや」も「かんぞや」もありませんがな。

 胃カメラは胃カメラや。

 ちょっと短いですが、少し「毒入り」のエッセイを書いてもーたのでお口直しに。

 といっても、お食事中の方にはお勧めできないところがあるので、要注意です! 

 ここ大事! めっちゃ大事!


 さてさて。

 仕事が休みで、今日は定期健診ということでわたくし朝から胃カメラを飲みに行かねばなりませんでした。ムスメの学校はちょうど期末テスト中。

 ダンナは例によって「またボクひとりで仕事いくの……?」って朝から訴える目をするので、仕方なくエレベーターホールまでは手をつないで連れていく私。

 昨日なんて窓からバスに手を振ってあげる時間を間違えていたら、LINEで速攻、

「手、振ってくれてなかった……!」

 って泣きわめくウサギのスタンプつきで連絡がくる。

 半眼になる私。無視するムスメ。

 ちょっと時間まちがえただけやん!


 で、今日は無事に胃カメラも終わり、ちょっと鎮静剤が効きすぎててヨロヨロしつつ帰宅したのですが。

 看護師さんが「まず少し水を飲んでみて、大丈夫だったらお食事もOK」っておっしゃったので、暑いしアイスをちょろっと食べた。


 ほーしたらアナタ!

 めっちゃめちゃ吐き気がしてきてあっさり戻した。何度も吐いて、ほんで寝込んだ。

 いやほんまにしんどかったもんで、本気で救急車呼ぼうかと思ったぐらいです。

 テスト終わって帰って来たムスメに病院に連絡してもらい、「救急車かタクシーで来ますか」とお医者さんには聞かれたのですが、うちの近隣はものすごく救急車の台数が少ないことも知ってるし、タクシーなんて乗った瞬間にまた吐きそうで怖くて乗れない。

 だもんで、しばらく寝て様子を見ることに。


 3時間ほど寝たらようやく落ち着いて、なんとか病院行きは避けられました。

 胃カメラのため朝から絶食だったので何かは食べんならんのですが、おかゆ以外うけつけそうにない。「どうしようかなあ」と思っていたら、ムスメがクック〇ッドなどで調べて作ってくれた。


 あ、ありがとう!

 テスト中やのにほんまごめん!

 ちょっとおかーさんは泣きそうです。いやもう泣いてます。あううう。


 ダンナも心配しつつ帰宅して、それでも一緒にお風呂に入る。

 最近はもう暑いので基本的にうちはシャワーですけども。

 いつもだったら泡いっぱいのダンナを後ろからもみもみしまくって悲鳴をあげさせ、膝を折らせるとこまでやるんですが(それもどーなんや)、さすがにそこまでの元気はなかった。


 あれですね、例のエッセイでちょ~っと毒吐いたのがいけませんでしたね。


「人を呪わば穴ふたつ」


 まさにそれです。

 皆さまもどうぞお気をつけあそばして~。


 ではでは。


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