ロボもの世界の人々

◆◆登場キャラクター紹介２◆◆

　※このキャラクター紹介は１３話終了時点のものです

【エリィ・レクス・ヘルヴァニア】

　銀川エリィの正体。

　旧ヘルヴァニアの女帝シルヴィアと、半年戦争の英雄エースパイロット・銀川スグルを両親に持つ。

　ヘルヴァニアが滅亡していなければ、エリィは皇女としてヘルヴァニアでの名前を名乗る必要があったのだが、皇族の血筋の意味が薄れた現在はひとりの女の子として地球で学生生活を送っている。

　将来の夢は裕太のお嫁さん。

【ヨハン・レーベル】

性別：男

年齢：１８歳

人種：ヘルヴァニア人

職業：エレベーター・ガード隊員

　軌道エレベーター「飛天」を警護するエレベーター・ガードの若き隊員。

　エレベーター・ガード養成学校を主席で卒業したエリートではあるが、実戦経験が乏しく、ナンパ癖もあってそれほどの凄さは感じられない。

　エレベーター・ガード養成学校は小中高一貫教育形式であり、かつて教育実習で教官をしていた軽部先生に師事してもらっていた過去がある。

　ちなみに軽部先生は彼らのＯＢにもあたる存在でもある。

　純血のヘルヴァニア人であるが、そのことに関しては特に感情を持っておらず心はほとんど日本人。

【笠本（かさもと）信夫（のぶお）】

性別：男

年齢：４３歳

人種：日本人

職業：江草（えぐさ）重工　社員

　裕太の父親。

　元々は専業主夫であり職についていなかったが、妻・由美江が昏睡状態になってからは生活費を稼ぐために江草（えぐさ）重工に入社。

　現在はスペースコロニー「アトラント」支社に長期宇宙出張をしている。

　裕太同様、カッコつけたがりな一面がある。

【ツクダニ】

性別：メス

年齢：不明

種族：ワタリムシ

職業：女王

　サツキが手に入れたボール状の卵から生まれた虫。

　ワタリムシという宇宙を旅する宇宙生物の女王であったが、別の群れの襲撃により命を落とした際、記憶を移した卵を産み落とすことで難を逃れていた。

　偶然にも卵が地球の近くを漂っていた時に卵がジェイカイザーに引っかかったことがきっかけでサツキと出会うことになった。

　ワタリムシの女王種は成長すると巨大なカマキリのような姿になる。

【ＳＤ－１７　ジュンナ】

性別：女型

年齢：不明　外見年齢１８歳

人種：ルイド星人　奴隷階級

職業：ヘルヴァニア要人警護→裕太の付き人

３サイズ：Ｂ９５―Ｗ６４―Ｈ８９　Ｆカップ

　月の街のジャンク置き場に眠っていたカプセルの中にいた人型アンドロイド。

　型番のＳＤとは「シークレット・ドロイド」の略であり、要人警護用のタイプという意味。

　外観は胸が大きく美しい青髪の女性そのものであるが、内部は機械で構成されており、表面の人工皮膚のすぐ下には金属の装甲が存在している。

　旧ヘルヴァニアの植民星のひとつ・ルイド星の出身であるが、ルイド星人は肉体を棄てて機械化した人種であり、その中でも奴隷階級の者はプログラムによる精神制御によって上位者の命令を遂行するマシーンにされていた。

　ジュンナもまた奴隷階級のひとりであり、ヘルヴァニアの皇族や要人が地球圏へ赴いた際に、彼らを警護するために予め送り込まれていた。

　裕太と交戦後、自らの主人が既に故人となっていたことを知り、存在意義を失い自爆しようとするも裕太に止められ、裕太がジュンナの主人になると宣言した後は彼の付き人となる。

　左腕はガトリング砲に変形させることができ、生身での戦闘能力は非常に高い。

　また、背部の皮膚下に隠されているケーブルを突き刺すことで様々な機械類を掌握し、操作することが可能であるが、これによって掌握した機械は必ず故障し、以後使用することができなくなる欠点がある。

　なお、ジュンナはエリィのことを「マスター」と呼び、その生体データをインプットしてはいるが、あくまでも古い命令の関係者くらいの認識となっており、エリィに対しては割とぞんざいな応対をしている。

　ジェイカイザーはジュンナに惚れ込んでおり、彼女にメイド服を着させてメイドロボにしようと画策している。

　コールタールを飲むのが好き。

【ナニガン・ガエテルネン】

性別：男

年齢：４８

人種：ヘルヴァニア人

職業：宇宙海賊艦ネメシス艦長

　宇宙海賊「ガエテルネン海賊団」の団長。

　元は女帝シルヴィアを警護する親衛隊の隊長であったが、生来の自由を求める気風から戦後は宇宙海賊となり人助けをする生活を送っている。

　そのため、本当ならば相当の実力者なのではあるが、歳のせいか誤魔化しているのか現在の実力は不明。

　ダジャレ好きでおっとりとしたマイペースな性格をしている。

　娘であるレーナとは血がつながっていないが、本当の家族のように仲が良い。

【レーナ・ガエテルネン】

性別：女

年齢：１７

人種：不明

職業：ガエテルネン海賊団　パイロット

　ガエテルネン海賊団の艦長ナニガンの娘にしてキャリーフレーム隊の精鋭パイロット。

　桃色の髪のツインテールが特徴。

　今時の女子高生のような明るくキャピキャピした性格をしており、美的な部分にこだわる。

　そのため、初対面の人物の顔に点数をつける癖があるが、その美意識はとくに男性に対して若干方向性が変わっており、特にイケメンなわけではない進次郎を超イケメンと称して一目惚れした。

　その後は進次郎を様呼びしてベタベタとくっついており、嫉妬に燃えるサツキから白い目線を送られていた。

　キャリーフレーム操縦の腕前は海賊として実戦を何度も経験しているだけあって非常に高く、水金族が擬態したキャリーフレーム軍団相手にも余裕の態度を崩さなかった。

　また、扱うのが非常に難しい無線ビット兵器「ガンドローン」を簡単に操っている。

　元は災害孤児であり、災害によって荒廃したコロニーで彷徨っていたところをナニガンに拾われた過去がある。

　それ以前の記憶はないが、レーナは自分の出自に関してはあまり興味をいだいていない。

　レーナという名前はナニガンが発見した時、彼女の右肩にうっすらと掘られていた「０７」というタトゥーからきているが、そのことを本人は知らない。

　そのタトゥー自体も、成長によって薄くなり現在はほとんど見えなくなっている。

【ヒンジー・カーン】

性別：男

年齢：８９歳

人種：ヘルヴァニア人

職業：ガエテルネン海賊団　メカニック長

　ガエテルネン海賊団のキャリーフレーム隊を支えるメカニックのリーダー。

　旧ヘルヴァニアにおいては重機動ロボの整備長をしていた。

　キャリーフレームの整備においては右にいるものがいないほどの腕前を持っており、ビームセイバーでズタズタになったジェイカイザーの装甲を短時間で綺麗に修復するほど。

　実は代多（よた）署のメカニックであるトマス・カーンの祖父なのであるが、互いに連絡を取り合っていないため各々の実情は知らない。

【氷室（ひむろ）グレイ】

性別：男

年齢：１７

人種：日本人？

職業：義賀峰（ぎがみね）高校　２年生

　義賀峰（ぎがみね）高校のキャリーフレーム部のエース。

　幼少期からフレームファイトに参加しており、最年少でプロ入りをすると目されたほど高い実力を誇る。

　高校大会においてもその実力は衰えておらず、内宮は一度も彼に勝ったことがない。

　裕太に対し、強い恨みを持っている。

　かつて、事故に巻き込まれて母親を失っており、残った父親も既に亡くなっている。

　そのため、現在はかなり貧しい生活を送っている。

【三輪（みわ）勝元（かつもと）】

性別：男

年齢：３０歳

人種：日本人

職業：メビウス電子　社長

　訓馬やキーザが働くメビウス電子の社長。

　若干２０歳という若さでメビウス電子を立ち上げ、１０年にも満たない期間で巨大企業へと育て上げた指折りの実業家。

　氷室グレイと何か繋がりがあるらしい。

【アトーハ・ノトナーレ】

性別：男

年齢：４９

人種：ヘルヴァニア人

職業：喫茶店「ブイメー」店長

　旧ヘルヴァニア軍のエース「三軍将」の一角。

　戦後は喫茶店を経営している。

　店の名前は娘の誕生日が５月５日だったため、「Ⅴ（ローマ数字の５）」と「Ｍａｙ（英語で５月の意）」を繋げたもの。

　豪快な性格だが、子煩悩で家族思い。

【野戸慣（のとなれ）美崎（みさき）】

性別：女

年齢：２０

人種：ヘルヴァニア人

職業：寺沢大学工学部　２年生

　アトーハとスーグーニの間に生まれた娘。

　普段は大学に通っているが、休日は両親の経営する喫茶店のウェイトレスとして手伝っている。

　エリィにとっては姉代わりのような存在であり、互いに一人っ子同士なのもあって本当の姉妹のように仲が良い。

　本名は「ミサキ・ノトナーレ」であり、髪も母親と同じ赤色なのだが、ある理由により日本人風の名前に変え、髪も黒く染めている。

【銀川スグル】

性別：男

年齢：３８

人種：日本人

職業：テストパイロット

　かつての地球対ヘルヴァニアの戦争「半年戦争」において英雄的活躍をしたエースパイロットであり、銀川エリィの父。

　当時の新型キャリーフレーム「エルフィス」に搭乗しヘルヴァニア軍相手に多大な戦果を出した。

　その名はキャリーフレーム乗りの間で知らぬものはいないほど知られているが、何故か名字は広まっていない。

　これは、彼の家族が無用な期待や扱いを受けないための措置である。

　現在は木星圏で開発されるキャリーフレームのテストパイロットをしているという。

【銀川シルヴィア】

性別：女

年齢：３７

人種：ヘルヴァニア人

職業：主婦

　旧ヘルヴァニアの若き女帝であり、銀川エリィの母。

　旧姓だと「シルヴィア・レクス・ヘルヴァニア」。

　現在は木星圏のコロニーで夫と平和にのんびり暮らしている。

【ネコドル】

性別：不明

年齢：不明

種族：ネコドルフィン

職業：サツキのペット

　サツキが拾って飼い始めた新しいペット。

　鳴き声は「ニュイ」。

　ネコドルフィンとは、ヘルヴァニアの母星「グリアス」に生息していた生物であり、猫の顔をした胴の短いイルカのような風貌をしている。

　グリアスが爆散した後は宇宙各地に散っていった。

　絶対零度の環境から溶岩の中、果ては宇宙空間とどんな場所でも平気な適応能力を持っており、宇宙空間においては音波や電波のような波動を出して仲間とコミュニケーションを取る。

　人語をある程度理解できるくらいの賢さがあり、「あついニュイ」「せまいニュイ」などといった形容詞を使った意思疎通を行うことができる。

【ヘンサス】

【ロクナ】

【マガル】

【ヨーグ】

【アカルス】

【オーモン】

性別：不明

年齢：不明

種族：水金族

職業：サツキの家の家具

　サツキの家の家具を構成している水金族。

　サツキのような人間として潜伏するタイプよりも下位の存在。

　この他にも小石やベンチ、側溝の蓋や虫、雑草や空気中の粒子などに擬態した水金族が地球中に潜伏しており、人間を観察しているという……。

　ちなみにサツキの家はごく普通のアパートの一室であり、水金族ではない。