祈りのステラ
唯野ゆめなし
第一章
【PROLOGUE】
海の上に浮かぶ島は町として存在し、人々からそう呼ばれている。
ビルが建ち、車や人が町中を行きかっているようなごく普通の町。
この町には観光名所として知られている丘があった。
『星ヶ丘』と呼ばれるその丘は島の中心にあり、夜にそこから見える星空の美しさには誰もが言葉を詰まらせる。
星ヶ丘には言い伝えがあった。
『満月の夜に星ヶ丘で流れ星を見つけると願い事が叶う』
そんなおとぎ話のような言い伝えを本当に信じている人はごく僅かだ。
しかしそのごく僅かであっても、願いを叶えるために星ヶ丘を訪れる人は存在する。
今日も一人。
少年は満天の星空を見上げていた。
「僕の願いを叶えてください。」
祈りのステラ 唯野ゆめなし @TADANO_YUMENASHI
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。祈りのステラの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます