第15話 (自慰表現あり)
「はぁはぁ……っ」
玄関の扉を閉めると同時にその場にしゃがみ込む。
――あんなこと、するつもりなかったのに。
大体にして、
「ほんと最低じゃん、俺」
そこで、右手に違和感があることに気が付く。
乾き始めた
それを目の当たりにして罪悪感に苛まれる。
とりあえず洗い流そうと思い、
だが、流しの前に立ったところで動きを止める。
(
洗おうと前に差し出した手を凝視する。
脳内では、先程の
そこで、下肢部分の圧迫感に気づき自分が欲情していたことを改めて思い知らされた。
もちろん、このまま我慢などできるわけがなく、下着ごとズボンを脱いだ。
露わになった自身は見事に勃ち上がっていた。
その勃ち上がっているものを、
乾き始めていたとはいえ、
下肢部分からは既に蜜が溢れ出していた。
脳裏に
中で、自分の欲を出してしまいたい――。
「うっ……!!」
先程よりも強い罪悪感。
「はぁ、はぁ。
その場にしゃがみ込み、好意を抱いている人の名を呟いた。
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