第14話 (性描写あり)
「3年は引退試合を控えてるんだから、気を引き締めておけよ。今日は解散!!」
顧問の
各自、部室へと戻り着替えを含め帰りの支度を始める。
「
部長から
部室の鍵締めは当番制になっており、全員が帰ったことを確認して鍵を閉め、職員室まで届けることをしなくてはならない。
今日は
部員たちは徐々に部室から出ていき、最終的には
2人だけになってしまうと、やはり変に意識してしまう。
先に帰ってしまおう。
そう思い、座っていた椅子から立ち上がろうとした時、
「今日も疲れたー」
「それなら、早く帰る支度しろよ」
またか、と思いながら
そのまま、
「なんか、いつもより
「部活後で汗臭いだけだろ。だから離れ、ひゃっ!?」
予想もしていなかった行動をされ、
「
調子に乗ったのか、
その舌遣いがあまりにもいやらしく感じ、
「ふっ……、やめ、ろ」
「なんで?良さそうなのに」
そう言って、次は耳たぶを甘噛みされる。
「んんっ」
「耳も弱いんだ」
そんなことを耳元で囁かれる。
吐息がかかるだけでも声が漏れそうになった。
「
そう言うと、
「
「ふっ!?」
唇を割って入ってきた
「ふん、んぁ……っ」
唇が離れ、
慣れないキスに息が苦しくなった。
「俺が、いつ、お前を誘った……」
「告白したら俺のこと意識してくれるかなって思ってたのに、抱きついても抵抗しないんだもん。煽ってるとしか思えないでしょ」
今ほど着替えたばかりのワイシャツのボタンを外されていく。
「ちょっ!!」
「
そう言って、再びキスをしてきた。
それと同時に、ボタンを全て外され露出された胸の突起部分に触れられる。
「んん!?んっ……ぁ、や、め」
突起を指先で撫でられ、甘い痺れが体に走った。
「ねぇ、キスしただけで気持ちよくなったの?」
そう言いながら、
「こっちも半勃ちじゃん」
グイグイと膝を押し当てられて、再び
「しら、な、……んっ」
こんな感覚は今まで感じたことがない。
「ほ、ほんとに、やめろって!!」
その制止の声も虚しく、
「んんっ」
そして、そのまま扱かれてしまう。
「ん、さ、触る、な……あっ」
口元を抑えていても、声が漏れ始める。
空いているもう一方の手は、
「どう?気持ちいい?」
荒い息づかいとともに耳元で
「ふ、ぁは、んっ」
その声があまりにも色気のあるもので、背筋に鳥肌が立った。
自分以外の人が触っているからか、いつもよりも敏感になっていた。
「
「っるさ、んんっ、ふぁ」
「まっ、も、むり……っ!!」
強い刺激に我慢できなくなり、
「はぁ、はぁっ……?」
文句の1つでも言ってやろうと思ったのだが、
「……
そう言い残すと、
「ちょっ、おい!!」
呼び止めも虚しく、部室には
座っていた椅子の背もたれに寄りかかり、呆然とする。
後片付け、していかなくては。
床にも白濁の液は飛び散っており、このまま帰るわけにもいかなかった。
自分でも不思議なのだが、案外冷静にいられるものだった。
だが、
「……当番なんだから、部室ぐらい閉めていけっつうの」
床に放り投げられた鍵を見つめながら、
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