第6話
だが、そんな簡単に見つかるわけもなく、いつの間にか朝を迎えていたのだった。
どんな言葉で繕ったとしても、
それに、話を切り出せたとしても
好いている人の悪いことなんて誰だって聞きたくないだろう。
クラスでは静かで、成績優秀な彼女。
その本心が昨日の――。
(あぁ、もう!!)
そんなことが出来るのだろうか。
放課後までには絶対に言わなければ――。
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