彼女は女性なので問題ありません!

 今日(※執筆時)も地元はえっと晴れています。室温は執筆時で35.5℃。今日と明日は地元の夏祭り。花火も上がります。現地、賑わっているといいな。

 昨日は広い範囲で強い日差しが照り付け、猛暑日地点が続出しました。今日も九州から東北の広い範囲で猛烈な暑さが続き、京都や大分県の日田では40℃に迫るようです。皆さんしっかり暑さ対策をしてくださいね。


 では、オリンピックの話題。日本女子フェンシングがフルーレ団体で日本代表史上初の銅メダル、バトミントンの混合ダブルスで『ワタガシペア』こと渡辺勇大選手と東野有紗選手組が2大会連続で銅メダル、女子ボクシングで性別検査を巡るボクサーの試合で開始46秒で対戦相手が棄権したり、JOCがオリンピック参加選手への誹謗中傷問題でマナーを守るようにメッセージを発表したりと、様々な話題がありました。


 さて、昨日は、オーストラリアのプリバセック環境・水資源相が日本の捕鯨拡大に反対していたり、大阪で中学生と高校生の男子生徒3人が密売と使用目的で大麻を所持していて逮捕されて中学校で覚醒剤も発見されていたり、国民生活センターがフラッシュぶんぶんゴマが破損して負傷事故になった事例を受けて使用中止を呼び掛けていたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、何かと負の話題のつきないパリオリンピックの話題です。女子ボクシングの試合にDNA的に男性の体を持つ選手を出場させるのはどうなの?


 8月1日(※執筆時)、国際オリンピック委員会(IOC)はパリオリンピックのボクシング女子66キロ級2回戦で、2023年の世界選手権では性別適格検査で不合格となりながら今大会は出場が認められたアルジェリアのイマネ・ヘリフ選手が、イタリアのアンジェラ・カリニ選手に勝利した事を受けて広がった騒動を受け、声明を発表しました。


 IOCは「全ての人は差別なくスポーツをする権利がある」と言う一文から始まる4ページの英語長文を発表。「2024年パリオリンピックのボクシング競技に参加する全ての選手は、競技の資格と参加規則、およびパリ2024ボクシングユニット(PBU)が定める全ての医療規則に従う。これまでのオリンピックボクシング競技と同様に、選手の性別と年齢はパスポートに基付いている」とコメントしました。


 そして「PBUは、東京オリンピックボクシングのルールを基準にして、2024年のパリ大会の規定を策定した」と主張し、「選手の準備への影響を最小限に抑え、オリンピック大会間の一貫性を保証するためだった。東京大会のルールは、2019年に国際ボクシング連盟がIOCによって資格停止され、その後2023年に承認が取り消される前に施行されていたリオ大会後のルールに基付いている」と記しています。


 更に、今大会に出場しているヘリフを含めた2人の女性選手が「誤解を招くような情報が報道されている」と主張。そして「2人の選手は、東京大会、国際ボクシング協会(IBA)世界選手権、IBA公認トーナメントなど、女子カテゴリーで長年国際ボクシング大会に出場してきた。この2人の選手は、IBAによる突然の恣意しい的な決定の犠牲者だった。2023年のIBA世界選手権の終わりごろ、彼らは正当な手続きなしに突然失格となった」と説明しています。


 ヘリフ選手は前回の2021年東京大会も出場しているんですよね。では何故その時は話題にならなかったのでしょう? その正確な理由は分かりません。その事について追求している情報も私は目にしていません。

 個人的な予想ですけど、2021年の時点ではそこまで強い選手ではなかったのでスルーされたのではないかと思っています。ベスト8敗退だったようですし。


 この選手、最初に話題になった時はトランスジェンダーだと言われていましたけど、最初から女性であり、染色体の異常で男性の特性を持つようになったのだと言う話も出てきました。だから問題がややこしや~となるのですけどね。

 病気が理由なら最初は弱かったと言う話も納得は出来ます。多分若い頃はその症状も弱かったのでしょう。それがどんどん強く出るようになり、男の体を得たチート選手になったのだと。ただ、実際に殴り合うボクシングでは対戦相手の女子選手が圧倒的に不利になります。て言うか危険です。やはりIOCはこの選手を出場させるべきではなかったと思いますね。


 この記事に対するコメントでは『今回のケースは以前散々騒がれた陸上のキャスター・セメンヤに近いケースなんだろうけど、格闘技のような相手に対し肉体的なダメージを伴う競技の場合、もっとシビアに考えた方がいいと思う』とか『男女に分けて競技を行うのは『差別』ではなく『区別』するためで、なぜ分けるかは性別で明確な体力差があるため』とか『はぁ? 水泳のリア・トーマスですら「男の肉体で女子競技を荒らすのは許されないよね」と判断されたのに、お前らオリンピック側が参加させといて何を被害者ぶってんだ?』などの意見が多くの支持を得ていました。

 他には、多様性と言う『偽善』が女性の権利を奪った典型例とか、流石にこれはひどいと言うコメントもありましたね。


 一覧では、IOCの判断はおかしいと言うものが多かったです。実際、過去のオリンピックにも参加してるんだからいいじゃないかって主張ですしね。ドーピング検査が厳しいように、参加を認めるなら選手の今の身体の状態をチェックするのが筋でしょうよ。それをしないって言うのがねえ。色々な矛盾を感じますね。

 今回のパリオリンピック、明るい話題より暗い話題の方が多くて残念です。本当に、どうしてこうなった……。

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