アメリカのマッチョイズムは健在でした

 今日(※執筆時)も地元はバッキバキに晴れております。室温は執筆時で30.5℃。まだまだこれからぐんぐん上昇していく事でしょう。うへぇ……。

 昨日は14時の時点で全国914地点中202地点で35℃以上の猛暑日になりました。全国の気象予報士は、最高気温が40℃以上の日を『酷暑日』、最低気温が30℃以上の夜を『超熱帯夜』と独自に呼称してるみたいです。じゃあ45℃以上は『獄暑日』と言うのはどうでしょう。そう言う温度にならないのが一番ですけどね。


 その暑さが様々な方面で不具合を起こし始めていますけど、ついに冷房禁止と言う処置を行うところが出てきました。それは千葉県のいすみ鉄道。酷暑で車両の発電機故障が多発している事から、定期運行確保を理由に冷房の使用を中止して運行しているのだそうです。

 鉄道系の不具合と言えば、昨日はJR神戸線西明石駅構内で枕木から煙が出ていたようなのですけど、これも暑さが原因だのではないかと言う説が出ています。暑さが及ぼす影響、今後増えていきませんように。


 ではまずコビッド関連の話題から。全国で211058人、東京で30842人、大阪で25134人、神奈川で12565人、埼玉で7267人、千葉で6824人、愛知で16923人、兵庫で9621人、福岡で10996人の感染者が新たに確認されたり、政府が『BA.5対策強化地域』に神奈川、福岡、熊本3県を指定したと発表したり、日本感染症学会など4学会が第7波の続く中「症状が軽い場合は検査や薬のため医療機関を受診する事は避けて欲しい」と言う緊急声明を発表したりと、ついにここまで状況が悪化してしまったのですね。病院に行かずに悪化したらもうそれは……実質トリアージですな。そう言う事例が発生しない事を祈るばかりです。


 さて、昨日は、先日発生した神奈川の公園の駐車場車内幼児放置死亡事件で幼児の母親が逮捕されたり、先日大阪で1歳の女児を車で撥ねて殺した容疑者の男が逮捕されたり、スクエニが日本を除く世界でリリ-スしたコミック配信アプリの作品に黒塗りの修正が極端に多く入っているとユーザーの間で話題になっていたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、アメリカのマッチョイズムは未だ健在だと言う話題です。悪党は殺せばいいと言うのは、ハリウッド映画の中だけじゃないんですね。


 8月1日(※執筆時)、バイデン大統領がホワイトハウスで演説し、国際テロ組織アルカイダの指導者、アイマン・ザワヒリ容疑者(71)をアフガニスタンの首都カブールでドローンを使って空爆して殺害したと発表しました。


 アメリカ政府高官によると、現地時間の7月31日の午前6時18分、カブール中心部にある潜伏先のバルコニーにいたところを、ドローンから2発のミサイルを発射して殺害したのだとか。同じ住居内にいた妻や娘らには危害を加えず「民間人の被害はなかった」と強調。地上にアメリカの部隊はいなかったのだとか。


 アメリカは今年に入り、ザワヒリ容疑者がカブールで家族と同居している事を覚知。数ヶ月に渡って情報を精査し、ザワヒリ容疑者がバルコニーで一定の時間を過ごす事があるのを複数回確認したのだとか。7月25日にバイデン氏は閣僚らと会議を開き、民間人の犠牲を可能な限り少なくする事を条件にこの『正確に調整された空爆』の許可を出したのだそうです。


 アルカイダはアメリカ軍の作戦でビンラディン容疑者がパキスタンで殺害された後にナンバー2だったザワヒリ容疑者が最高指導者に就いていました。容疑者は同時多発テロの計画にも深く関わったと言われています。

 バイデン氏は「正義は実現された。テロリストのリーダーはもういない」と述べたのだとか。


 極悪人は裁判などせずに直接殺害。これが未だに世界の常識なのですね。野蛮だわあ。死刑を廃止した国が日本の死刑制度を非難しまくってますけど、そう言う国は死刑に相当する極悪人を現場で射殺していますからね。

 銃の所持が当たり前になっている国では一瞬の判断ミスで人が死ぬので、そうなっちゃうのかなぁ。


 とは言えですよ。ハリウッド映画じゃあるまいしボスを殺せば世界に平和が訪れるってものじゃないでしょ。やられたらやり返すの法則で言えば、出来るだけ殺さない方が怨恨の連鎖を止められます。まぁ、やり返せるもんならやり返してみろって事なのでしょうね。これだからアメリカは……。

 正直、この暗殺にはあまり意味がないんじゃないかな。もしかしてバイデン大統領の支持率を上げるために?(汗)


 この記事に対するコメントでは『「正義は実現」←でも、またリーダーとなる人物が現れて活動し続けるんだろうに。まるでゴキブリと同じだよ……』とか『ドローンは怖いんだよ。アルカイダやISSの名だたるメンバー、タリバンの2代目ボスもこれで殺されている。ドライな見方では指揮官をピンポイントで殺す事により流血を減らせる』とか『またもや裁判もなしに人を殺したのか……。そんな事をして正義を名乗るヤツは臆病者であり、どこかの国で元首相を後ろから撃った馬鹿と何が違うと言うんだ?』などの意見が多くの支持を得ていました。

 他には、国家による公然暗殺とか、アメリカが悪だと認定すれば殺しても殺人じゃないって変だと思うと言うコメントもありましたね。


 この暗殺を実行したドローンもすごいですけど、その前にしっかり行動を把握していたと言う方がすごいって言う意見もありました。まぁCIAが頑張ったのでしょうね。

 現実でもハリウッド映画のような事が平然と行われている。それは世界の平和のためなのか、それとも――。

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