大事なのは人の命です!

 今日(※執筆時)の地元はもんやりと晴れております。室温は執筆時で14℃。寒さは昨日と同じくらいですね。だがしかし! 防寒レベルをひとつ上げた私に死角はなかったッ! 残っているのはもうひざ掛けをもう1枚かけるくらいになっちゃった。まぁ夜中に7.5℃まで下がるとね。12月にここまで下がるとは思わんよねえ。

 まぁでもまだ耐えられる寒さだって事ですわ。地元が温暖で良かったですぜ。


 昨日は各地で寒波が大暴れしたみたいですね。北海道では札幌市の24時間降雪量が55センチと1999年の統計開始以来1位の値を更新するほどのドカ雪が降ったのだとか。まだ12月なのにエライコッチャですね。ラニーニャちゃん容赦ないぜ。

 この雪は各地の雪景色を美しくも飾りました。雪の京都や雪の雛見沢……もとい、白川郷もこの季節ならではの絶景を見せてくれたようです。


 ではまずコビッド関連の話題から。全国で202人、東京で28人、大阪で14人、神奈川で29人、群馬で19人の感染者が新たに確認されたり、岸田首相がウイルス対策の水際強化措置について年末までの期限を延長する方針を表明したりと、オミクロン株感染者が65人と言う報道もありましたしね。水際対策は厳格にお願いしたいところです。


 さて、昨日は女優の神田沙也加さんが滞在先のホテルから転落して急死してしまったり、国土交通省が調査票を書き換えていた問題で同省が電子化して『永年保存』しているデータの多くも書き換え後のものである事が分かったり、大阪の大庭浄水場で地下トンネルに土砂などが流れ込んだ事故でトンネル内に取り残されていた男性作業員が無事に救出された事が分かったりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、漁船の操業中にSOSの連絡を受けて人命救助を優先したと言う話題です。お金よりも人命、海の漢達の判断に多くの命が救われました。


 12月17日(※執筆時)、オーストラリア沖でインドネシア漁船の乗組員20人を救助したとして、静岡県焼津市の船会社の漁船乗組員らに海上保安庁長官から感謝状が贈られました。


 5月14日の朝、オーストラリアの西岸沖でマグロ漁をしていた第15福積丸に、海上保安庁から近くで沈没しかけている漁船の救助を要請する連絡が入ったのだそうです。

 同庁によると、当時の海上の風速は約20メートルで波の高さは約4メートルのしけ。同じく要請を受けた別の漁船は救助を断念したのだとか。ですが、漁労長の山崎さんは「この船が一番近い」と船会社と相談の上、漁を中断して救助に向かったのだそうです。


 福積丸が操業していた場所からその船までは約330キロでしたが、波や風に押し戻されて中々到着出来なかったのだとか。山崎さんは内心、「もう間に合わないかもしれない」と感じていたのだそうです。

 丸1日かけて遭難海域に到着すると、漁船はほぼ沈没し、乗組員は海上に出ている船の先端につかまっていたり救命ボートで漂っていたりしていたのだとか。山崎さんらは1時間以上かけて20人の乗組員を救助。言葉は分かりませんでしたが、助けた乗組員が頭を何度も下げながら乗り移ってくる姿を目にしたのだそうです。


 その後、福積丸は到着したオーストラリア海軍に乗組員を引き渡して漁業に戻り、10月末に焼津に帰港しました。乗組員を代表して感謝状を受け取った山崎さんは「当たり前の事をしただけ」と話し「あのしけの中、奮闘してくれた船員達を讃えたい」と語っています。


 マグロ漁と言えば借金取りの怖い人がオススメするほどの儲かる漁です。救助を断念して漁に専念していたら沢山の利益を得ていただろう事は想像に難くありません。その儲けを捨ててでも、困難な人命救助を優先してそちらに向かった。ああ、何て素晴らしい話なのでしょう。困った時はお互い様。海の上ではまだ人情が残っておりますね。


 そうして、向かった先で20人もの人達の命を無事に救助出来たのも何よりです。第15福積丸が向かっていなかったら、この人達は海の藻屑になってしまっていたかも知れません。山崎さんの言葉もいいですね。当たり前の事をしただけ。善意が当たり前の社会がこの先もずっと続いて欲しいものです。


 この記事に対するコメントでは『素晴らしいシーマンシップです。 こう言う報道は社名出してやれとも思う』とか『二次遭難予防のため自分の安全確保は最優先なので、断念した他の船の判断も妥当だったと思うが、自分達には出来ると判断して救助に向かい、成功させて帰還したこの船長の判断も素晴らしい』とか『「当たり前の事をしただけ」……丸1日かけて救助に向かった燃料費&日当&危険手当ても支給しては?』などの意見が多くの支持を得ていました。

 他には、こう言う方に国民栄誉賞をあげられたらとか、同じ日本人として感謝したいと言うコメントもありましたね。


 コメント欄も称賛の声がずらりと並んでおりました。当たり前の事が当たり前に出来ない事も多い今の御時世、私達も彼らを見習わないといけませんね。本当に立派でした。今後、彼らに素晴らしい幸運がありますようにと願うばかりです。

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