　今日も地元はテッカテカに晴れております。室温は執筆時で３０℃。ここから更に何℃上がるかですな。昨日みたいな事にならぬとよいのじゃがのう……。

　日本でも北海道とかでは条件が揃えば赤いオーロラが見られるのは割と知られていますが、８００年くらい前は京都でも見られていたらしいです。その頃がオーロラを見られる気象条件が日本に一番近付いていた時期なのだとか。ロマンですねえ。

　昨日の日本の大きな話題と言えば、やはり菅内閣の総辞職と岸田氏の１００代目の首相選出でしょう。パンデミックな中でのオリンピックやらワクチン手配やら、色々とお疲れ様でした。今はどうかゆっくりと休んで欲しいですね。在任中はあまり休む事が出来ませんでしたから。

　そして岸田さん、バトンは渡されました。どうか１００代目の首相の名に恥じない活躍をなされますように。

　ではまずコビッド関連の話題から。全国で６０２人、東京で８７人、大阪で９６人の感染者が新たに確認されたり、東京都が１８歳～３９歳の都内在住者約３６０万人のワクチン接種を促進するためにＬＩＮＥを使ってクーポン券やポイントを付与すると発表したり、大阪府の富田林市が『空間除菌』をうたう約２万個の雑貨を購入して２０２１年３月まで市民に配布していた事が分かったりと、感染者数が激減していてびっくりしますね。それでも多くの人はこの数字を疑っています。増えた時は疑う人を見た事なかったのに……不思議なものですねぇ。

　さて、昨日は、東京の会社経営者の家に中国語を話す二人組の強盗が押し入って現金１億円を奪って逃げ去っていたり、秋田のそれぞれ別々の地域でキノコ採りや栗拾いをしていた男女２人がクマに襲われて負傷したり、部下の水筒に洗剤などを混入していた宮内庁職員の男が懲戒処分を受けたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは、事故現場に遭遇した人がやらかした浅ましい事件の話題です。火事場泥棒と言うか、人として最低ですよね……。

　１０月４日(※執筆時)、警視庁野方署は８月に中野区で電車に撥ねられ倒れていた男性の財布を盗んだ同区若宮在住の無職、吉田俊博容疑者（６１）を窃盗容疑で逮捕しました。容疑者は容疑を認め「財布から現金を取った」と供述しているのだとか。

　逮捕容疑は８月２９日の午後１０時５０分頃、中野区若宮の踏切で急行電車に撥ねられた男性のリュックから財布を盗んだと言うもの。男性は自転車で誤って踏切に入って事故に遭ったとみられ、事故翌日に搬送先の病院で死亡が確認されたのだとか。事故の被害者と容疑者の２人に面識はないのだそうです。

　同署によると、付近の防犯カメラには、容疑者とみられる人物が事故直後に倒れている男性に近付いてリュックから財布を取り出した後にそれを戻す姿が映っていたのだとか。事故後に警察が男性の財布を確認すると、現金はほとんど残っていなかったのだそうです。

　容疑者は現場に駆けつけた警察官から事故の目撃者として話を聞かれ、「音がしたので振り向いたら男性が倒れていた」などと証言していたのだとか。

　うーん、これは外道。人の道を軽々と超えてきましたね。お天道様が、いや、監視カメラに見られていると言うのに。夜中と言う事もあって、容疑者はカメラの存在には気付いていなかったのでしょうね。カメラが目に入っていればこんな卑怯な事はしなかったはず。誰も見ていないところでの行動に、その人の本性が現れるとはよく言ったものですよ。

　警察官から話を聞かれている時、この人はきっと心臓がバクバク言っていた事でしょうね。もし勘の鋭い人だったら、この時点の会話で怪しいと気付いてそのまま逮捕に繋がっていたかも知れません。

　そうはならなかったので安心したんだと思いますけど、天網恢恢疎にして漏らさず、結局は捕まりました。やはり世の中そんなに甘くはないものですな。

　この記事に対するコメントでは『こう言うのが災害時に被災地泥棒になる典型的な奴なんだろうな』とか『なんて恥ずかしいんだろう。人間こうなっちゃお終いだわ』とか『良心のかけらもないクズ中のクズ』などの意見が多くの支持を得ていました。

　他には、羅生門かよとか、所得もモラルもそう言う時代になったと言うコメントもありましたね。

　羅生門と言う言葉にハッとしました。今はそう言う時代なのかも知れません。いや、そう言う感性の人はどんな時代にもいた事でしょう。多くの人がこんな事をやり始めた時が本当の地獄。今はそれが異常に見えるだけまだ大丈夫かな。

　本当、人としての最低限のモラルはいつまでもなくさないでいたいものですね。