　今日(※執筆時)も地元はアメダス。しかし８月の中旬に全国的にこんな長雨になるとか、長期予報で言ってましたっけ？　本当、困りますよね。室温は執筆時で２７.５℃です。

　この雨の被害は全国各地で発生していて、ＮＨＫとか常時Ｌ字テロップ状態。専門家は２０１８年の西日本豪雨に似ていると指摘しているそうです。あの豪雨が日本全体に広がった感じでしょうか。各地で被害の報告も多数出てきています。雨の被害を受けやすい地域の皆さん、どうか早め早めに避難をしてくださいね。

　オリンピック関係の話題ですが、小池都知事がオリンピックと人出は関係ないと言い切ったり、無観客開催になったのに高額観戦チケットの払い戻しがまだなされていない事が分かったりと、オリンピックの闇の部分がじわじわとにじみ出ている感じですね。あのウィルスは様々な問題点をあぶり出してくれますな。

　ではまずコビッド関連の話題から。全国で２０３６５人、東京で５７７３人の感染者が新たに確認されたり、政府が東京や大阪など６都府県に発出中の緊急事態宣言の対象地域拡大に向けた検討に入った事が分かったり、大阪ですぐに患者を受け入れられる軽症・中等症病床の使用率が７割に近付いた事が分かったりと、この状況を想定した医療体制が全く間に合っていないみたいですね。打てる対策がお店の閉店お願いとワクチンだけでは……（汗）。

　さて、昨日は、菅首相の連続執務日数が１３日で１３８日となった事が分かったり、東大と京大が相次いで就職試験などのＷＥＢテストの代行でお金を稼いだ者を処分すると発表したり、千葉のクリーンセンターでごみ捨てに来た軽トラックがブレーキとアクセルの踏み間違いで約６メートル下のごみピットに転落した事が分かったりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは、有名メンタリストが過激な持論を口にして大騒ぎになったと言う話題です。この人、テレビで見かけなくなってから過激化している印象ですナ。

　８月７日(※執筆時)にメンタリストＤａｉＧｏ氏が行ったユーチューブチャンネルの生配信での生活保護受給者やホームレスに対する発言が、差別的だと物議を醸しています。

「僕は生活保護の人達にお金を払うために税金を納めている訳ではないからね。生活保護の人達に食わせる金があるんだったら猫を救って欲しいと僕は思うんで。生活保護の人、生きていても僕得しないけどさ、猫はさ、生きていたら僕、得なんで」と持論を展開しました。

　飼い猫に同意を求めながら「本当そうだよね。猫が道ばたで伸びていたらかわいいもんだけど、ホームレスのおっさんがさ、伸びていると、なんでこいつ我が者顔で段ボール敷いて寝てんだろって思うもん。うん。うん」とホームレスの人への発言を続けます。

「僕は、今日辛口なのもあるんですけど、ダークなので」と断りを入れつつ、「人間の命と猫の命は、人間の命の方が重いなんて全く思っていないからね。自分にとって必要がない命はぼくにとっては軽いので。ホームレスの命はどうでもいい」

　視聴者に向けて「みんな思わない？　どちらかといえば、いない方が良くない？　ホームレスって。言っちゃ悪いけど、本当に言っちゃ悪い事言いますけど、いない方が良くない？　いない方が。だってさ、みんな確かに命は大事って思っているよ。人権もあるから。一応、形上、大事ですよ。でもいない方が良くない？　正直」と呼び掛けました。

　発言は止まらず、「邪魔だしさ、プラスにならないしさ、臭いしさ。ね。治安悪くなるし、いない方が良いじゃん。猫はかわいいじゃんって思うどね、僕はね」とまくし立てます。

　その後、水を口に含んで一息つき、「元々人間は自分達の群れにそぐわない、社会にそぐわない、群れ全体の利益にそぐわない人間を処刑してきているんですよ。だから犯罪者殺すのと同じですよ。犯罪者が社会にいると問題ですし、みんなに害があるでしょ。だから殺すんですよ。はい。同じですよ」と持論に説得力を持たせるかのように人間社会の歴史を語り、次のテーマに移りました。

　いやあ、やっちゃいましたね。自分に無関係な自分にとって不快な人はいる価値がないと断言しちゃうとは……。まるで貴族が自分達以外を差別するような雰囲気です。こう言う人達は可哀想だなとかは思わないんですね。同じ人間と見ていないのでしょう。ホームレスの人と犯罪者を同一視する発言を平気でしてしまえるところに恐怖すら感じます。

　当然、この発言が優生思想だと大きな反発の声が巻き起こりました。今後彼が責任ある大きな舞台で活躍する機会は永遠に失われましたね。

　この反響を受けて、ＤａｉＧｏさんも謝罪して火消しに走っております。今後は、ホームレスの人達の事をもっと勉強して理解を深めるのだとか。ただ、それで鎮火出来るでしょうか。お得意のメンタリストの話力でどうにか出来ると自信満々なのかも知れません。

　とは言え、自分も同じ立場にならない限り、真の理解は出来ない気もします。謝罪発言もどこか上から目線でしたしね……。

　この記事に対するコメントでは『｢ホームレスにならなきゃいけない人がいなくなる社会になればいい」じゃなくて｢ホームレスなんて死んだ方がいい」って言ってるんだよね？　やっぱり。それは言ったらダメでしょ』とか『実際そう思ってる人はそれなりにいるだろうけど、思ってても言わないと言うのは人生経験の中で獲得していくはずで……。よりによって影響力のある媒体で発言するのはどうかしてる』とか『生活保護もホームレスも、このご時世『明日は我が身』だよ？　社会ダーウィニズムは進化論に無知な人が言う事。こう言ういい加減な放言さんは『かっこよくなんかない』って事を皆は明確にすべき』などの意見が多くの支持を得ていました。

　他には、自分は死ぬまで健康で今の生活水準を維持出来ると？　とか、利口ぶった愚か者でしかないと言うコメントもありましたね。

　この騒動を受けて、厚生労働省は公式ツイッターで「生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので、ためらわずにご相談ください」と呼びかけています。

　最近は芸能人の方々の炎上発言が続いていますけど、何かそう言う流れでもあるのでしょうか？　影響力のある人はその発言にもっと慎重になって欲しいものですね。