お姉ちゃんは家に入れたし、ちょっと仮眠……

 今日(※執筆時)も地元はキラキラと晴れています。室温は執筆時で31℃。割と風が吹いているのもあって、この数値より体感温度は低い感じですね。夏だなぁ。

 7月21日で大体の劇場での上映が終了した映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の最新情報が公開されました。観客動員数が669万人、興行収入は102.2億円を突破したのだそうです。庵野監督及び関係スタッフのすべての皆さん、おめでとうございます。感動を有難うございます。


 オリンピック関連で言えば、一番大きな反響があったのは開閉会式の制作チームを束ねていた演出家の小林賢太郎氏の解任劇ですね。この件については昔のネタじゃないかとか、ユダヤ人問題は触れるだけでアウトだとか、実に賛否両論です。ただ、この問題はあの話題をネタにしてしまった事自体がタブーですからな。これもバレるバレない以前に、事前に辞退するべきだったのでしょう。色々と残念な話ですね。


 ではまずコビッド関連の話題から。全国で5397人、東京で1979人、神奈川で631人、埼玉で510人の感染が新たに確認されたり、政府の有識者会議の尾身会長が理事長を務める独立行政法人『地域医療機能推進機構』の入り口のガラスが割られてスコップが突き刺さっているのが見つかったり、オリンピックシフトの4連休が始まって多くの都民のみなさんが東京を脱出している事が分かったりと、あの、皆さんステイホームは? これは全国的に感染者がぐんと増えるフラグですね……。


 さて、昨日は、菅義首相は雑誌のインタビューでオリンピックの開催判断について周囲から中止が最善の判断だと何度も言われた上で「やめる事は一番簡単な事、挑戦するのが政府の役割だ」と語っていた事が分かったり、茨城の大洗サンビーチ付近の海で男性がサメのような海洋生物に噛まれて怪我をする事故があった事が分かったり、山口県警が免許切れのまま取り締まり用無線を使用していた事が分かりその間の検挙の違反告知の取り消しと反則金が返還される事が分かったりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、ほんのちょっとの油断が大切な命を失わせる結果になったと言う話題です。これはお母さんも本当に辛い話ですね。夏は油断しちゃダメ……。


 7月22日(※執筆時)の午前10時40分頃、千葉県八千代市大和田の集合住宅駐車場から、「車の助手席にいた1歳の娘の意識がない」という119番通報がありました。その後、女児は市内の病院に救急搬送されたのですが、死亡が確認されたのだそうです。市消防本部によると、熱中症が原因とみられるのだとか。


 県警八千代署によると、飲食店従業員の母親が勤務明けに、知人宅に預けていた女児とその姉を軽乗用車で迎えに行き、姉だけを自宅に入れた後、車内で女児と寝込んだと説明しているのだそうです。母親は「3時間ほど寝てしまい、起きた時は子供の意識がなかった」と話しています。

 同署は、事件事故の両面で経緯を詳しく調べています。


 この記事の翌日の続報によると、どうやら母親は保護責任者遺棄容疑で逮捕されたようです。続報では説明の内容が変わっていて、3時間ほど子供2人と仮眠した後に姉を家に入れて、その後で妹を迎えに行った時には意識がなかったと……。

 仕事で疲れが溜まって、そう言う行動をしてしまったのかも知れませんね。


 続報の記事によると、この母親にはネグレクトの疑いもあったのだそうです。母1人子供2人のシングルマザーでの生活、朝に勤務明けになる飲食店従業員と言う職業――そこで色々と背景が浮かび上がって来ますね。

 とは言え、頑張って子供を育てようとしていたのは間違いないと思うんです。一番傷ついているの母親に違いないのですから、個人的にはあまり責めたくありません。


 この記事に対するコメントでは『何か腑に落ちない話だな。お姉ちゃんの方もまだ小さいだろうから家に1人で置いとくのは危ないんで、疲れてても最後の力を振り絞って妹を家へ運んでドタッというのが自然の成り行きだと思うけど』とか『またか……。毎年、毎年だな』とか『1歳の子が熱中症で亡くなる程の車内で3時間も寝込めるもん? 薬やお酒、病気で意識飛んでたならそこでまずアウトだし。お姉ちゃん自宅に入れるついでに妹ちゃんと自分も入らないの?』などの意見が多くの支持を得ていました。

 他には、寝てるならこの時期どんなに体重があっても抱っこして家に連れて行くとか、背景は分からないが育児中の母親が早朝まで働かなくてはいけない状況こそ何とかしないとと言うコメントもありましたね。


 紹介コメントは母親が逮捕される前のものの方なので、母親の行動を訝しむものが多かったですね。そりゃ最悪の結果になってしまったのですから、多少の事実の捏造言い訳も人間心理かなとは思います。

 世間にはそう言うギリギリの生活をしている人もまた多いのでしょうね。どうかこう言う事例が今後も発生しない事を願うばかりです。

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