世界一美しいサメちゃん……安らかに……
今日(※執筆時)も地元はめるとらりろりと晴れております。室温は執筆時で17℃。またしてもぬっくい感じです。今日は本当は映画を観に行こうと思っていたんですよ。それで早めに寝たと言うのに、起きたら映画の上映時間を過ぎていたって言うね。本当にショッキングでした。睡眠時間が8時間を超えるとは……疲れてたのかなぁ……。
そんな感じで地元は寒さが緩んだのですけど、東北の辺は変わらずに寒かったみたいです。冬型の気圧配置が続いた影響で、東北の日本海側や北陸などを中心に大雪に見舞われたのだとか。積雪が2メートルを超える地域も出るなど、一部で記録的な大雪を観測していたのだそうです。
20日午後4時時点の積雪は青森市酸ケ湯246センチ、群馬県みなかみ町206センチ、新潟県津南町204センチ、同湯沢町191センチなど。岩手県一関市では12月の観測史上最高の積雪量になったのだそうです。厳しいですね。
ではまずコビッド関連の話題から。国内で2388人、東京で556人、岡山で111人の感染が新たに確認されたり、アメリカでワクチンを接種した後に強いアレルギー反応が出た人が6人出た事が分かったり、アビガンのウィルス治療薬の認定が難航している事が分かったり、北海道の旭川市で患者の治療支援にあたっている陸上自衛隊が近く撤収する事になった事が分かったりと、ワクチン関係の不具合情報はこれからも報告され続けるのでしょうね。
さて、昨日は、秋田で除雪車に巻き込まれて男性が死亡する事故が起こったり、同じく秋田で倒木のせいで孤立状態となった湯沢市の稲川スキー場が翌日に無事に道路が開通したり、新潟の関越自動車道の立ち往生で地元のスノーモービル専門ショップの社長がスノーモービルを使って救助を手伝って多くの人を助けていた事が分かったりと、この他にも様々なニュースがありました。
今回取り上げるのは、順調に飼育期間の記録を伸ばし続けていたサメが天寿を全うしたと言う話題です。世界一美しいサメ、楽しい一生だと思ってくれたかなぁ。
12月15日(※執筆時)、宮城県にある仙台うみの杜水族館で国内最長の飼育記録を更新していたのヨシキリザメ(推定4歳)が亡くなりました。このサメは鮮やかな青色が特徴で『世界一美しいサメ』と称されるものの、ストレスに弱く、そもそも飼育例自体が全国でも稀なのだそうです。飼育日数は873日間に及びました。
ヨシキリザメは三陸沖で水揚げされる代表的な魚で、フカヒレやかまぼこの原材料として知られています。地元で馴染みが深い事から、2015年の開館以来、飼育に取り組んでいたのだとか。
ただ、環境の変化に弱いため水槽に移して1日で死ぬ事もあったと言い、これまで30匹近くの飼育で試行錯誤を重ねてきたのだそうです。
今回のヨシキリザメは18年7月から飼育が始まりました。飼育員が泳ぎ方や傷の有無などを日々観察し、30段階の水流の向きと強さ、エサの量や質などを調節。19年4月、当時の国内最長記録(252日間)を更新し、以降も優雅に水槽を泳ぎ続けていたそうです。この2年半で、体長は持ち込まれたときの倍以上となる114センチにまで成長したのだとか。
今年7月中旬から遊泳の姿勢が乱れるようになり、血液検査の結果、脱水症状が見られたのだそうです。要因となる胃炎や感染症を疑って獣医らが継続的に投薬治療などをしてきましたが、15日の午後5時に息絶えました。
同館は「詳しい死亡原因を検証し、今後の研究・飼育展示に役立てていきたい」とコメントしています。
記事に写真が乗っていましたが、体が流線型で確かに美しいフォルムをしています。世界一美しいと言ってもその基準は人によっても様々だと思いますが、このサメをそう呼ぶ人がいてもおかしくはないなと言う説得力は感じましたね。飼育員さん達の研究と努力で今まで生きる事が出来たのでしょう。サメちゃんも関わってきた人達もお疲れ様です。
自然環境の中では元気で長生きなのに、水槽で飼育しようとすると途端に短命になる繊細な生き物って多いですよね。動物園ではあまり聞かないので、やはり水生生物の方が飼育のハードルが高いのでしょう。海や川や池などの環境を再現するのって難しいですものね。
水槽の中で優雅に泳いでいるからって、全ての魚がその環境を気に入っている訳じゃない。本来は水槽なんかに閉じ込めてはいけないのでしょう。これは動物園も一緒なのですけど。
この記事に対するコメントでは『例えば今後自然界で突然数が減ってしまった時、いきなり原因を探ろうとしても未知の部分があるとうまくいかず絶滅するかも知れない。そのためにも観察、研究しなければいけないんですよ』とか『ヨシキリザメ。別名『海のおばさん』(ヒメジ科の魚のおじさんと並んで、何故そう呼ばれているのか定かでない)海水の中で『脱水症状』なんて』とか『小生が飼っているカメなんざ15年近く経ってもまだ食欲旺盛。ストレス何それ美味しいの? な鋼のメンタリティに感謝』などの意見が多くの支持を得ていました。世界一美しいが世界一美味しいに見えたとか、ヨシキリザメのフカヒレは高級品だとか、そう言うコメントもチラホラとありましたね。日本で一番水揚げ量の多いサメと言う事もあって、そんなに貴重には感じていない人も多いのかも知れません。
最長飼育への挑戦はその魚を深く理解する事でもあります。今後も挑戦を続けて魚達にとって住みやすい環境とは何かを極めていって欲しいものですね。
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