あなた、向いてませんね……ええ、間違いないなく……
今日(※執筆時)も地元はモフモフと晴れております。室温は執筆時で19.5℃。良きでございます。春の陽気なのでございます。
この週末、地元はいいお花見日和ですけど、毎年お馴染みの賑やかな光景はきっと見られないのでしょうね。私はお気に入りの誰も来ない桜スポットがあるので、桜の花だけは堪能しますけど。人が周りにいなければ好きに行動してもよかろうなのだー。ああ、田舎に住んでいて良かったなぁ。
ではまずコビッド関連の話題から。ウイルスへの対応を巡って対立する米国と中国に対し、WHOのテドロス事務局長が「このウイルスを政治問題化しないで欲しい」と呼びかけていたり、世界全体の感染者数が148万4811人となった事が分かったり、日本国内では515人の感染が確認され、初めて500人を超えた事が分かったり、首相が表明した全世帯への布マスク配布の関連経費が466億円に上る事が分かったりしました。
更に愛媛では市立小学校の校長が感染拡大地域を往来する長距離トラック運転手2世帯の子供3人に対して学校に登校しないよう求めていた事が分かったり、花王がウイルスの感染拡大で需要が急増している消毒液の生産を今月後半から通常の20倍以上に増やすと発表したり、緊急事態宣言を受けた店舗や施設への休業要請をめぐって政府と東京都が対立している問題で、特別措置法の解釈において双方が歩み寄りを最終調整している事が分かったり、その流れで経済再生担当相が緊急事態宣言の発出を受けた東京都の休業要請の対象業種について「理美容、ホームセンター、質屋、ゴルフ練習場は、継続出来る形で小池百合子知事と調整している」と明らかにしたりと、徐々に緊急事態宣言が骨抜きになっているような……。とりあえず、今から一ヶ月の過ごし方のベースが固まってきたような感じですね。
さて、昨日は、ランサーズが一部ネットユーザーの間で噂されていた工作疑惑について、「そのような事実は一切ございません」と否定するコメントを発表したり、福岡のガソリンスタンドのトイレでトイレットペーパーを盗んで従業員を引き倒して怪我をさせた男が逮捕されたり、大阪で10代の少女2人のわいせつな行為の映像を動画中継サイトで配信した夫婦ら4人が逮捕されたりと、この他にも様々なニュースがありました。
今回取り上げるのは、社内SNSでパワハラを受けていた内定者が入社前に自殺してしまったと言う話題です。圧迫が面接から入社するまで続いていたと考えると、本当にヒドい話ですよね。
4月9日(※執筆時)、就職が内定している企業の人事課長からパワーハラスメントを受け、大学4年の男子学生が入社2ヶ月前に自ら命を絶った事に対して、遺族の代理人弁護士らが記者会見を開きました。人事課長は入社時の配属への決定権をちらつかせながら、内定者でつくるSNS交流サイトに毎日書き込むよう強要していたのだそうです。会社側も取材に「行き過ぎた行為があった」と認めています。
会見した川人博弁護士によると、死亡した男子学生は2018年春にパナソニックの完全子会社「パナソニック産機システムズ」から新卒採用の内定を得たのだとか。同社では内定者への研修の一環として、SNS交流サイトに内定者20人を全員登録させていたそうです。当時の人事課長は、このサイトに毎日ログインして投稿にコメントする事や、課題として出された本の感想を投稿する事などを求めたのだとか。
「誰がいつサイトに入っているかは人事側で見えています」
「毎日ログインしていなかったり、書き込まない人は去ってもらいます」
川人弁護士によると、18年7月頃から人事課長がSNSに投稿するこうした言葉で男子学生は次第に追い込まれていったのだそうです。書き込みが少ないといった理由で内定者をSNSから排除したり、「無理なら辞退してください、邪魔です」などと内定辞退に言及したりしたほか、「ギアチェンジ研修は血みどろになるくらいに自己開示が強制され、4月は毎晩終電までほぼ全員が話し込む文化がある」などと入社後の過重労働を示唆したりしていたのだとか。
男子学生は2019年1月以降、就職について迷いを口にするようになり、同年2月に自殺してしまったのだそうです。直前には、人事課長からの投稿について「きつい」「つらい」「死にたい」と吐露していたのだとか。弁護士らは約1年に渡って調査をしてきた結果、人事課長のハラスメント行為で精神疾患を発病し、自殺に繋がったとみています。
圧迫は面接だけで十分ですよ……。どうして内定の決まった後でも圧迫が続いてしまったのか。厳しい事を言ってふるいにかけていたつもりなのかもですけど、最悪の結果ですよ。人事が人の心を分からないとは淋しい話ですよね。
そりゃ入社した後に現実を知って辞められるより、入社前に現実を知ってもらうのは大切かも知れません。だとしても、ムチには飴が必要ですのに……。
こう言う話が出る度に、辛いなら辞めれば良かったのにって人が一定数出ると思うのですが、ゆでダコ理論でゆっくりと真綿で首を絞められている内に身動きが取れなくなってしまったのでしょう。それと、性格的な問題もありますよね。叩いたら叩いただけ反発する人もいれば、叩いたら叩いただけ凹む人もいる。
この男子学生が暴言渦巻くネットゲームとかをプレイしていれば暴言に耐性も出来ていたかも知れません。ネットトラブルの経験を一切してこなかったから言葉の暴力に呆気なく潰されてしまったと言う可能性もあるのかも……(汗)。
この記事に対するコメントでは『立派なパワハラ。 つか人事って社内の根幹を支える要職じゃないの。 こんなのを課長に据えた人間の責任を追及すべきでは』とか『大体がこの人事課長とやらも相当な間抜けだな。SNSでやりとりしているって事は、関係者全員全部ログがあるって事だろ? 弁護士をはじめ関係者は調査が楽でいいわな(苦笑)』とか『父も松下で働いていましたが、テレビも携帯も繋がらない場所での軟禁合宿、松下幸之助の本を読んで最低15枚以上の感想文を書かされたらしい。『45才過ぎてこんなに大変な研修があるとは……』と思ったと』などの意見が多くの支持を得ていました。並ぶコメントを見ていたら、こう言うのは会社の体質なのかもって気がしてきました。会社は責任を人事だけに押し付けそうですけどね。
こうして公になった以上、今後はこう言うパワハラじみた事はなくなっていって欲しいと思います。自殺してしまった男子学生に合掌。
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