ウィルスも使いようなのですねぇ

 今日(※執筆時)の地元はびみょ~うなお天気です。ずーっと曇ってるのですけど、どうやら明日は雨の予報。これはちょいっと寒くなりそうですな。執筆時の室温は19℃。まずまずの暖かさです。


 腰の痛みはちょっと悪化しております。放置でいいのかなこれ。病院とか行った方がいいのかちょっと悩みどころ。このまま普通の生活が難しくなるくらいなら行くべきなのでしょうねぇ。つらいし。うう……どうしてこうなった……(遠い目)。


 ではまずコビッド関連の話題から。英国のチャールズ皇太子もこのウィルスに感染して無事に回復していたり、国内の感染者がクルーズ船の乗客乗員らを合わせて2千人を超えた事が分かったり、外務省がこのウイルスの感染拡大を受けて全国民に旅行などの海外渡航の自粛を求める危険情報のレベル2を発出したり、小池百合子都知事は緊急の記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染者が新たに41人確認された事を受けて出来るだけ仕事を自宅でする事や夜間の外出を控える事、今週末は不要不急の外出を自粛するよう要請したり、愛知の豊川市がマスクが欲しいと友好都市の中国・無錫市新呉区に呼びかけた件で、5万枚のマスクが新呉区から豊川市へ発送されたり、日テレの50代社員が個人旅行でスペインに渡航して感染者になってしまったりと、日本でのパンデミックもかなり現実味を帯びてきたみたいです。怖いですね。


 さて、昨日は、韓国で未成年女性ら70人以上の裸の画像や動画がSNS上で公開される事件があり、動画を販売したり購入したりした疑いで97人が逮捕されたり、2年4ヶ月ぶりにガソリンの価格が130円台に値下がりしたり、千葉で女子大生を乱暴した上に現金を奪った消防士が逮捕されたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、認知症の治療に新たな光明が射し込んだと言う話題です。ウィルスも使いようで役に立つのですね。


 3月25日(※執筆時)、京都大学などの研究チームはアルツハイマー病の原因とされる物質が脳内にたまるのを防ぐワクチンを開発したと発表しました。

 認知症になる動物を使った実験で、脳の変化や行動の異常を抑えられたのだとか。将来、認知症の予防や治療の選択肢になる可能性があるとの事です。


 認知症の中には、アルツハイマー病のように、脳内に「タウ」と言うたんぱく質の異常な蓄積がみられる種類があるのだそうです。チームによると、国内には約300万人の患者がいるのだとか。

 この症状を改善する薬はあるのですが、今はまだ根本的に治す方法がありません。


 そこで、チームは免疫の仕組みを使った認知症ワクチンを考案。無害なウイルスにタウを作らせる遺伝子を組み込んでワクチンを作り、認知症になるマウスに鼻から投与しました。

 すると、タウに反応して除去する「抗体」が何もしない場合と比べ、2倍以上に増えたのだそうです。ワクチンの効果で免疫を活性化させたとみられるのだとか。


 ワクチンを投与したマウスでは、認知症で脳が萎縮する面積を無投与のマウスと比べて3分の2程度に抑える事が出来、健康なマウスに近い行動をとるようになったのだそうです。マウスを飼育した8カ月間では、副作用はみられなかったのだとか。


 マウスさん、いつも私達のために有難うございます。あなた方のおかげで、人類は認知症に対抗する手段を手に入れられるかも知れません。どうかこの研究が順調に進みますように。

 アルツハイマーと言えば、認知症の代表のようなものですからね。これが治るともなれば、実に多くの人が助かる事になるでしょう。有り難い話ですね。


 とは言え、この方法も未知の方法であるが故に、危険性は常につきまといます。まずウィルスを使うと言う点、そのウィルスが遺伝子操作されたものと言う点。特にこの2点に不安を抱く人も多そうです。理論的に問題がなくても、どんな想定外な事が起こるか分かりませんしね。

 その辺の検証も含め、実用化にはかなりの年月を費やしてしまうかも知れません。認知症の改善に効果があっても、別の病気を引き起こしてしまったら意味がないですものね。

 問題点があるのなら、どうか早めに洗い出せるようにと願うばかりです。


 この記事に対するコメントでは『まずは記憶を失くす政治家の先生で臨床してね』とか『この予防ワクチンが本当に効くなら、本人を含め救われる家族が増えますね!』とか『親にはもう間に合わないから、自分が高齢者になるまでにはどうにか成功して製品化していて欲しい』などの意見が多くの支持を得ていました。新しい技術に期待する人が多かったですね。当然、私も期待しています。


 アルツハイマーになったら、徘徊したり、何もかも忘れてしまったりと、本当に大変です。この研究が上手く行って、多くの人の希望になる日がどうか来ますように。

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