人生は一生勉強です! 継続は力なり!

 今日(※執筆時)の地元はるんるんと晴れております。室温は執筆時で17℃。予報の通りにお外は花粉で大変なのでしょうか。私は今のところあんまり変化を感じませんけど、敏感な人なら大変な事になっているのでしょうね。マスク不足なので今から2ヶ月は試練の日々だと思います。どうか少しでも心穏やかに過ごせますように。


 ではまずコビッド関連の話題から。感染拡大を防ぐために政府が打ち出した小中高校や特別支援学校などの臨時休校が始まったり、北海道の感染パターンを調べると若い世代の自覚のない感染者の行動が広げていった可能性が高いと言う事が分かったり、愛知でこの休校によって余った給食用食材を市役所で即売会をしたところすぐに完売になったり、騒動の大元の中国では工場などの操業停止などで大気汚染が大幅に軽減している事が分かったりと、このウィルスの影響は世界規模で広がっている事が分かります。


 SARSや新型インフルエンザが世間を賑わせていた頃、ここまでの混乱はなかったですよね。エボラやエイズが騒がれた時だって。コビッドのこの混乱を裏読みすると、わざと流行させているのではないか、と言う気がしないでもありません。私の気のせいだといいのですが。

 感染者はついに私の地元でも確認されてしまいました。いずれは全国制覇しちゃうのだろうなぁ……(遠い目)。


 さて、昨日は、オリンピックの大会組織委員会が聖火リレーを普通の人が動画に撮ってネットにアップする事の禁止を撤回したり、マラソン選手の好成績が続いて報奨金のストックが底をつきかけていると日本実業団連合が悲鳴を上げていたり、兵庫で自宅で産まれた子供を放置して殺害した事件で、県警が女性の家に同居していた男を傷害と脅迫の疑いで再逮捕したと発表したりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、31年かけて見事に卒業したとある高校生の話題です。人間、一生勉強と言う言葉はこの人のためにあるのかも知れません。卒業おめでとうございます。


 3月1日(※執筆時)、鹿児島市の鹿児島県立開陽高校で通信制課程の卒業式があり、歴代最高齢の88歳の高野幸夫さんが卒業証書を受け取りました。家庭の事情で中退した高校に再挑戦しようと57歳で一念発起。障害者施設に入所しながら、平成、令和の31年間に渡った高校生活を終え、「励まされながら一生懸命やってきた。長かったけれど、嬉しい」と笑顔で恩師と喜びを分かち合ったのだそうです。


 高野さんは同県いちき串木野市育ち。家庭の事情で高校2年で中退します。その後、30歳で上京し、運送業などで働いたのだとか。


 50歳を過ぎた頃、高野さんは手足がしびれたり、筋力が低下したりする難病を発症してしまいます。そこで、帰郷して日置市の障害者支援施設に入所しました。「高校を卒業出来なかった事がずっと心残りだった」と、学び直す決意をし、昭和から平成に時代が変わった1989年に鹿児島西高通信制課程に入学します。


 しかし、体調不良などで単位の取得は思うように進みません。同高の通信制課程の廃止などもあり、2000年に開陽高の通信制課程に移籍。めげずに毎年、受講登録を更新し続けたのだとか。


 転機は16年に担任になった山下照哉教諭との出会い。教諭が高野さんの入所施設に通い、リポート作成を支援。卒業までに必要な74単位の内、残り約30単位を4年がかりで取得したのだそうです。


 いやはや、実に素晴らしい話ですね。継続は力なりと言う言葉を実感してしまいます。いい縁にも恵まれたとは言え、その縁を生かせるかどうかは本人の頑張り次第。高野さんが頑張れたこそ結果もついてきたのです。物事をすぐに投げ出してしまう人はこの成功例から学ばせてもらわないといけませんね。千里の道も一歩から。


 31年の間にも色々あったと思います。そもそも健常者じゃないと言う時点で既にハードルは高かった。更に年齢もどんどん高齢になっていく中、健康上の不安は常につきまとっていた事でしょう。本当、卒業と言う成果を得るまでご無事であって何よりです。

 水の一滴岩をも砕くと言いますが、情熱と執念と周りのサポートで見事に岩を砕きましたよね。


 この記事についたコメントでは『31年かかったとしても 成し遂げるっての素晴らしい! ご卒業おめでとうございます』とか『こう言う背景がある人だっている。「中卒w」「高卒w」とか笑ってる奴は本当に想像力と思い遣りに乏しい』とか『本当におめでとうございます!! 私もこういうおじさんになりたいです!!』などの意見が多くの支持を得ていました。おじいさんの卒業を祝う意見が多かったですね。当然ですけど。


 ひとつ心配なのは、卒業後に燃え尽きてしまって生きる気力をなくしてしまわないかと言う事。どうかこれからもお元気で人生を楽しんで欲しいものですね。改めて、卒業おめでとうございます。

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