400年ぶりの開放……これは何かの暗示なのでは?

 今日(※執筆時)の地元は思いっきり曇っております。室温は執筆時で14.5℃。さっぶーい。室温自体は昨日とほぼ同じなのですけど、晴れていない分、今日の方がより寒く感じます。

 これで風が強く吹き始めたらなら、本格的な冬の到来を感じるのですけどね。まだ風はそこまで吹いていないようです。何より何より。


 季節の風物詩は色々ありますけど、最近になって追加されたもののひとつにボジョレーの解禁がありますよね。今年も(※執筆時)そのボジョレーが解禁されたそうです。旬のものの好きな日本人が世界で一番ボジョレーを飲んでいるのだとか。

 味的に言えば、出来たてのワインはそこまで美味しくないらしいのです。美味しくなくても初物はいい物だと言う風潮、日本ならでのものなのでしょうね。


 さて、昨日は、東京のお茶の水女子大学付属中学校で男性教師が男子生徒を蹴ってあばら骨を折る大怪我を負わせる体罰を加えていた事が発覚したり、大阪のJR福島駅のホームで小学6年生の男児に回し蹴りをして怪我を負わせた男が逮捕されたり、東京都内の団体に勤める女性職員がマタハラで早産したとして、会社に対して慰謝料など約550万円の支払いを求めて東京地裁に労働審判を申し立てたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは歴史のロマンを感じる話題です。400年間誰も立ち入る事の出来なかった神秘の森が一般開放されるのだとか。


 石川県羽咋はくい市の気多けた大社は400年以上前から神域として立ち入りが禁じられている国天然記念物「らずの森」の神門を12月1日から1カ月間の間、開門するそうです。懸念されている森の植生の変化について、社会の理解を広げる狙いがあるのだとか。


 入らずの森は、本殿奥に広がる約3.3ヘクタールの原生林で、タブノキなどの樹齢300~500年の広葉樹が生い茂っています。1967年に天然記念物に指定されました。

 同神社は2000年以上前に創建されたと伝えられ、加賀藩によって保護された江戸時代より前から森への立ち入りが禁止されているのだとか。大みそかの神事以外、宮司も入る事はないのだそうです。


 1983年5月には全国植樹祭で来県した昭和天皇が訪問。人を入れずに森を守ってきた事に触れ「斧入らぬ みやしろの森 めづらかに からたちばなの 生ふるを見たり」との歌を残されました。


 同神社の三井孝秀宮司によると、以前は森に太陽光は入っていませんでしたが、最近は海風で大木が倒れた影響などで新しい植物が育つなど環境が変化。今後10年、20年で森が大きく変わる可能性が出てきたのだそうです。

 神社では一般の人にも森の現状を知ってもらい一緒に守ってもらおうと、立ち入りを認める事を決めたのだとか。


 立ち入りが出来るのは12月1日から31日までで、この期間に行われる「気の葉祭」に参列して祈願料3000円を納めた人が対象となります。本殿を囲む垣内かきうちから数メートルの神門をくぐり、3、4歩程度森の中に立ち入る事が出来るのだとか。


 これが無料開放なら無法者も現れるのでしょうけど、3000円も必要なら、そう言う人も現れなさそうで安心ですね。

 後、入れても3、4歩。流石に神域だけあって、入り口の触りをちょろっと味わわせてくれるだけのようです。これなら神秘性を失わずに済みそうですね。


 人の手の入らない森が、神域とされる森がどんなものなのか、私も興味があります。少ししか立ち入れないのは残念ですけど、素晴らしい神気をその身に受ける事が出来そうですよね。

 この森の気に触れる事で、何らかの意識に感応する人も出てくるかも知れません。


 問題は、この催しを知って無断で入り込むような人が現れないかどうかですよね。そう言う無法な人が現れない事を願うばかりです。場所が分かってしまえば、無茶をする人が出てこないとも限りません。

 森を守ろうと言う意識のない人は、どうか興味を持たないようにお願いしたいところですね。

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