花粉症の方に朗報!

 今日は映画を観に行く予定なので、割りと早起きして割と早くにこの記事を書いております。目覚めた時は晴れていたのですが、執筆時は空も暗く雨が降っていたり(汗)。天気予報を確認するとこの雨はすぐ止むそうなので、それを信じる事にします。執筆時の室温は18.5℃。秋も深まりゆく感じですねぇ。


 昨日は天皇陛下の即位を披露するパレード「祝賀御列おんれつの儀」が皇居・宮殿から赤坂御所までの約4.6キロのコースで国の儀式として行われましたね。

 陛下を祝福しようと集まった約11万9000人で沿道は埋め尽くされ、オープンカーに乗った天皇、皇后両陛下は約30分にわたって笑顔で手を振って応えられました。令和時代が良き時代になる事を願うばかりです。


 さて、昨日は他に山口で民家が全焼して焼け跡から子供2人の遺体が見つかったり、今年の阿波おどりの収支結果が1億1300万円の赤字になった事が分かったり、福岡でバス停の表示ミスを6歳男児が次々と指摘していた事が分かって話題になっていたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、スギ花粉に悩んでいる人にとって朗報となる話題です。近い将来、春が嫌な季節じゃなくなるかも知れません。


 スギ花粉を出さない「無花粉スギ」を鳥取県林業試験場が開発に成功しました。無花粉遺伝子を持つ県外のスギと県産の優良スギを組み合わせ、7年がかりで実現。県は増産体制の整備を進め、花粉症被害の軽減に繋げようとしています。


 県などによると、無花粉スギは1992年に初めて富山県で見つかったのだそうです。自然界では2500~6千本に1本しか現れないのだとか。


 2012年、鳥取県はこの無花粉スギの開発に着手。一般的に木材としての質が良くないとされる無花粉スギの欠点を克服するため、無花粉遺伝子を持つ石川県のスギの花粉を、雪に強く成長が速いなどの特徴を持つ県産の優良スギに人工交配させたのだそうです。


 この段階ではすべて失敗しましたが、生まれたスギをさらに人工交配させた「孫世代」の約1万5千本の内、85本に花粉遺伝子が含まれない事を今年(※執筆時)3月に確認。国や都道府県による人工交配では5件目の成功で、県は無花粉と優良スギのふたつの特徴を持った「ハイブリッド無花粉スギ」と名付けました。


 まずは鳥取県内でこの杉を広めていく予定ですが、無花粉スギは交配から完成まで最短でも4年かかるため、県全域に広げるにはまだ時間が必要なのだとか。


 花粉症の救世主が鳥取で生まれましたね。これは朗報です。毎年春には多くの人が苦しめられてきた花粉症。この杉が鳥取ばかりでなく、日本中に広まっていけば、春を嫌な季節と感じている人は減っていく事でしょう。何せその原因がなくなるのですから。その日が少しでも早くなるといいですね。


 個人的な事を言えば、これは杉の生態系を壊しかねないものでもあるのかなとちょっと不安になっていたりもします。何せ、無花粉な杉ですから。全然花粉を飛ばさないんですよ? 人間に例えたら、男が全員去勢されて無能者になるみたいなディストピアじゃないですか。うーん、そうなってもフェミの皆さんなら歓迎しそう(汗)。

 とは言え、植物の場合は接ぎ木で育てられるから……クローンにはなるけど。まぁそこは考え方次第なのでしょうね。


 ネットコメントでは、杉にこだわらずに昔の山のように広葉樹を植えて元の姿に戻すべしと言う意見が多くの賛同を得ていましたね。今の杉花粉が増えた理由を冷静に分析している人が多かったです。

 花粉が多く飛ぶようになったのは、杉をたくさん植えて、それが育った頃に国産木材ブームが終了、結果として山が放置されたのが直接の原因だそうですのでね。多分放置林とかを元の山の姿に戻す、そう言う活動をしている人もいるのでしょう。


 放置された山は元の姿に戻す活動をしつつ、まだ杉を必要としているところではこの無花粉スギを植えていくと言う、そう言う活動がいいんじゃないかなと私は思いますね、ええ。

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