僕は辞めましぇーん!

 台風一過で涼しくなるって言うのは本当だったのかな。なんと今日も執筆時の室温が30.5℃と割といい感じです。北陸の方のフェーン現象収まったのでしょうか? 朝から35℃超えとかしていたみたいですけど……。

 朝から暑いとしんどいですよね。どうにか何とか過ごせるくらいの気候に戻っていますように。


 さて、昨日は医師免許を持つ元棋聖の囲碁棋士、坂井8段が全ての棋戦を休業して医師に転身する事が分かったり、スパコンのけいが大学などの研究者や企業による利用を終えたと言う発表があったり、福岡で道路脇の電柱に衝突して、後部座席にいた生後11ヶ月の娘さんが事故のはずみでチャイルドシートから落下して亡くなってしまったりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは例の騒ぎとなった芸術祭の話題です。主要関係者がこの危ない橋から慌てて次々と離脱する中、一番の責任者が腹をくくったようです。


 8月15日(※執筆時)の夜、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督の津田大介氏は、企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった問題について、自身のツイッターで「混乱を招いた」と謝罪しました。

 また、「最後まで現場監督としてトリエンナーレを無事終えることが自身の責任の取り方」として監督辞任は否定しましたが、愛知県が設置した検証委員会での結論を見守るとの見解を示しています。


 企画展は、元従軍慰安婦を題材にした「平和の少女像」などの展示を巡って抗議が殺到し、1日の開幕からわずか3日で中止に追い込まれました。

 この決定について津田氏は「観客やアーティスト、職員、ボランティアの生命の安全を守るために緊急に決断する必要があった」と説明。一方で「何より尊重されるべき作家の意思を最終確認することなく、展示中止を決定した責任は重く受け止めている」とコメントしています。


 騒動の元となった「平和の少女像」については、「日本政府の歴史認識を超えた歴史観を押しつけるものではない」との事。


 この不自由展ですけど、まずは愛知県の木村知事が自身の責任はないとも受け取れる発言をしたり、アドバイザーを務めた東氏がその役職を辞退したりと、誰が責任を取るものかと言う様相を示しておりました。最後に残った津田氏の動向が注目されましたが、最後まで監督をすると言う事で収まった形ですね。


 この美術展ですが、問題が発覚した頃から色んな話が流れていたのですよね。過去発言や動画なども発掘されて、不自由展に関して言えば津田氏が自分の判断で作品を選定した事や、天皇陛下の写真を燃やす作品を笑って紹介していたり……。

 脅迫があってから中止になるまでの流れが早い事も不信感を持たれていました。この件で木村知事の評判もだだ下がりになってしまいましたね。


 国民感情を逆なでしたと言える展示は、天皇陛下の写真を燃やす映像作品と特攻隊員の寄せ書きや遺影を揶揄するような作品と慰安婦の少女像として担ぎ上げられた元米軍のジープに撥ねられて亡くなった少女像です。そもそもあの像は慰安婦の像ではないし、不自由展に飾られていたのは像を作った芸術家の作った作品ではありません。それのレプリカなんですよね。うーん……。


 不自由展って、この3点以外にもまずいのはあったのでしょうかね? この3点だけが問題なら不自由展そのものの中止とはせずに、問題作品だけの展示中止だけで良かったと思うのですが……それが監督判断なのなら仕方がないですね。全ては監督の責任です、はい。


 この芸術展の話題も語れるだけ語り尽くされた感じがするので、これでもう大きな話題はおしまいと言ったところでしょうか。本当に人騒がせなイベントとなってしまいした。津田氏自身は話題になるための炎上商法を仕掛けたつもりなのかも知れませんけど、失ったものも大きかったようですね。

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