赤ちゃんはモノじゃない

 今日(※執筆時)の地元はいいお天気です。初夏から梅雨入りする直前までの気候が私、一番好きなんですよ。気温が暑くなってもまだそこまで不快じゃないし、冷房器具を使わなくても窓を開けていれば風が入って心地良い。この時期は本当に最高です。室温は執筆時で27.5℃。善き哉~。


 さて、昨日は、春名風花さんの書いた絵本『いじめているきみへ』に、ネット上の写真を無断で利用して描いたイラストが掲載されている事が分かり、出庫が停止されたり、福岡で6台の車が絡む事故があり、歩行者1人を含む9人が病院に搬送され、車を運転していた80代の男性と70代の女性の2人が死亡してしまったり、大阪で80代の男性が運転する乗用車がスーパーの駐車場で暴走して歩道に突っ込んで歩行者らを次々に撥ね、女児(7)と男児(2)の姉弟を含む男女4人が病院に搬送されりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは赤ちゃんを杜撰な方法で遺棄した女性の話題です。情報が少なすぎるので遺棄したのが自分の子供かそうでないのかすら分かりませんけど、どちらにせよ酷い話だと思います。


 6月4日(※執筆時)、長野県警佐久署はポリ袋に入った赤ちゃんの遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で自称無職尾田麻綾容疑者(32)を逮捕しました。同署は認否を明らかにしていません。


 逮捕容疑は5月31日の午後8時頃、住んでいるアパートの敷地内にある植え込みに、ポリ袋に入った男の赤ちゃんの遺体を遺棄した疑いです。


 同署によると、2日の午前中、地区の一斉清掃に参加していた住民がポリ袋を見つけ、「不審な袋がある」と通報。防犯カメラの映像などから尾田容疑者を特定したそうです。


 多分この男児の赤ちゃんは容疑者が産み落としたものだとは思うのですが、それにしても扱いが酷いですよね。弔うにしても何かもっと別の方法があるでしょう。ポリ袋って、容疑者にとってこの赤ちゃんはその程度の認識でしかなかったと言う事なのでしょう。残念な話です。


 色々な事情が重なってのこの結果と言うのは容易に想像出来ます。過去の同類の事件から想像するに、きっと死産だったのでしょう。もし生きて産まれたのに殺めてしまったのだとしたら、あまりに悲しすぎます。そうでない事を願うばかりです。


 この件はネットでも非難の言葉が渦巻いていました。正確な事情が分かれば同情する人も出てくるかも知れません。ただ、どんな事情であれ、赤ちゃんはゴミではありません。ちゃんと人間らしい扱いをして欲しかったし、それが出来ていない時点でこの容疑者は何かが足りていなかったのでしょうね。

 この件で旅立ってしまった無垢な魂が、今度は優しい両親の元に迎えられます事を願うばかりです。合掌。

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