　今日もまた見事なほどに晴れ渡りました。これからどんどん暑くなるのでしょう。皆様、熱中症にはお気をつけくださいませ。やばくなる前にこまめに水分ミネラル補給ですよ！　おっさんとの約束だ！

　猛暑関係の話題と言えば、学校も夏休みに入って学生や児童が倒れたと言うのは聞かなくなりましたけど、相変わらず御老体の熱中症ニュースは報道されていますね。気をつけて欲しいと思います。

　人が倒れた以外の話題では、京都の祇園祭の花傘巡行が中止になったそうです。京都と言えば４０℃に迫る気温も話題となっていましたから、これはもう当然の措置ですよね。この夏の日中の催し物は本当に気をつけて、例えば野外ライブとか、十分な準備をして出かけて欲しいと思います。

　さて、昨日は、福岡空港の滑走路の一部が落雷の影響で剥がれて一時閉鎖したり、同じく福岡の社会福祉法人「双葉会」が、市の補助金等少なくとも３２４０万円を不正受給していた事が発覚したり、茨城で児童養護施設の正門前にダンボールに入った生後間もない男児が置き去りにされていたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは海外での過去のネット発言で仕事を失った人の話題です。こう言う話題、よく聞かれるようになりましたね。一度発言してしまったら更生不能みたいな扱いはどうかと思うのですが、この風潮、一旦行き着くところまで行かないと何も変わらないのかも知れません。

　映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手掛けてきたジェームズ・ガン監督が、過去に行ったツイートの内容が不適切だったとして、同シリーズ第３弾をクビになりました。現地時間２０日、ウォルト・ディズニー・スタジオの会長であるアラン・ホーンの発表によるものです。

　問題となったツイートは、ガン監督が２００８年～２０１２年頃に行ったもので、小児性愛やレイプなどをジョークにしたもの。右派のコメンテイターであるジャック・ポソビエックなどが２０日、これらを掘り起こして物議を醸していました。ガン監督はトランプ米大統領に厳しい批判のコメントをしてきた事でも知られていて、それで標的になったと推測されています。

　これを受けてディズニーのホーン会長はすぐさま「ジェームズ（・ガン監督）の過去のツイートから明らかになった攻撃的な振る舞いとコメントは弁明の余地がなく、我々のスタジオの価値観と一致しません。我々は彼とのビジネスでの関係を断ちました」とガン監督の解雇を発表。

　ガン監督は監督・脚本家として『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを成功に導き、完結編となる第3弾の脚本を書き上げていただけでなく、今後のマーベル・シネマティック・ユニバース（ＭＣＵ）全体をマーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギと共に構想していました。それだけに、この解雇がＭＣＵに与える影響は甚大なものになると思われます。

　『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ第３弾は秋からアトランタで撮影が始まり、２０２０年に公開される予定でした。ガン監督は問題の発覚後、かつて多くの攻撃的なジョークを言ったものの、これまでも論争のたびに間違いは認めて成長し、「いい人間になったとは言わないが、数年前とはかなり違う人間になった」とツイッターで訴えています。

　これ、つい最近日本で起こった過去のつぶやきが原因でアニメの制作中止、原作も闇に葬られた事件と似ていますよね。政治的なつぶやきが原因と言う部分も似ています。こう言う事例は洋の東西を問わないのですね。うーん、残念。

　どちらにも言えるのは、それをネタに攻撃したい人が後になってほじくり返していると言うところでしょうか。こう言うのって卑怯です。とは言え、昔はそれが別の媒体だったりしただけのものなのでしょう。今に始まった事ではない気はします。

　ネットはそのまま証拠が残ってしまいますからね、自らが発言しているのでそれを隠蔽しようと思ったら、アカウントが乗っ取られたと言うしかありません。そう言う設定にした人も過去にいましたっけ？

　有能な人でも性格的には問題ありの人って昔からいたと思うんです。特に芸術関係の人には。今のままだと、そう言う人はすべて排除されそうな勢いですよね。正直こう言う流れはどうなのでしょう。しかも昔の発言を掘り起こされてしまう。これでは過去に粋がってしまった人に未来はないと言う事にもなります。どれだけ実績を積み上げた人でもこの条件は変わらないのですね。

　かつてネットには自由がありました。今は気をつけながら発言する時代になったみたいです。発言に責任が伴われる時代、皆さんもどうかお気をつけくださいませ。