サインを売って小遣い稼ぐぜー! え? 何……だと?

 今日(※執筆時)は夕方以降に荒れた天気になると天気予報が告げています。今のところは嵐の前の静けさなんですけど。こう言う時は予報を信じていいか悩みどころですね。

 多分予報は当たると思うんですけど、たまに外れますからなあ。荒れた天候で被害が発生しない事を願うばかりですよ。


 さて、昨日は2004年に広島で起こった事件の容疑者が山口県で見つかって逮捕されたり、福岡で大学の備品を売っぱらった准教授が逮捕されたり、またしても新幹線で異臭騒ぎがあったりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは濡れ手に粟を目論んだら、実は本人自身も騙されていたと言う落語のネタのような話題です。実際にあるんですねこう言う事って。


 4月12日(※執筆時)、愛知県警は将棋の高校生棋士、藤井聡太六段の偽のサイン色紙を売ったとして、東京都文京区水道1丁目、派遣社員富岡恵美子容疑者(43)を詐欺の疑いで逮捕しました。容疑者は「小遣い稼ぎだった」と話し、容疑を認めています。


 瀬戸署によると、富岡容疑者は昨年8月4日ごろ、藤井六段の偽のサイン色紙をフリーマーケットアプリ上で大阪府豊中市の会社員男性(26)に売り、5670円をだまし取った疑いがあります。藤井六段は、サインとして自作の詰将棋を書く事で知られ、今回の偽物も詰将棋が書かれていました。


 男性は偽物と知らずにネットオークションでその偽サインを転売。落札されたのを見つけた愛知県瀬戸市の男性から情報提供があり、県警が捜査していたそうです。県警が藤井六段本人に真偽を問い合わせると「筆跡が違う」「持ち駒の香車の数が違う」と言う回答があったのだとか。


 今回の色紙に書かれた詰将棋は、愛知県尾張旭市在住の男性(47)が昨年3月に家族を通して藤井六段からもらい、インターネット上にアップしていたものと酷似しているそうです。本物と比べると、香車の数が違う他、飛車の位置を書き直した形跡もあったのだとか。

 この男性は12日、朝日新聞の取材に「将棋をやっている人なら偽物だとわかる」と話したそうです。


 瀬戸署によると、富岡容疑者は将棋の加藤一二三九段や平昌五輪の出場選手のサインも売ったと言う趣旨の供述もしており、県警は余罪を調べる方針のようです。


 偽物を転売ってあんた……。転売する人はそもそも何でもいいんですもんね。一応は落札されたようなので一番の被害者はその人と言う事になりますけど。

 記事には写真も載っていたんですけど、詰将棋を書くサインなので手間がかかっています。これ一日にそんなに多く書けませんよ。と言う事は、頂ければそれだけ貴重なものと言う事になりますよね。


 サイン詐欺はこれまでも沢山報道されています。筆跡を真似るだけでいいんだから簡単に騙せるんですよね。騙される人はどうして学ばないのかなーっと思ってしまいます。騙されてもいいって言うのなら別に構いませんけど。


 今回の容疑者は将棋の好きな人だったのでしょうか。ひふみんのサインも真似ているようですし。単に流行に乗っかっただけかもですけど。

 ただ、本物と偽物のサインを並べると全然違うので模倣レベルはかなり低い御様子。ファンならばきっちり見分けられるレベルです。


 つまり偽物を落札した人もそこまでのファンではなかったのでしょうなぁ……ご愁傷様です(汗)。

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