　昨日の雨から一転、今日(※執筆時)は寒いです。室温が１５.５℃ですよ。外は風も強いですし、少し前の陽気どこ行った？　折角薄着にした途端にこれだよ！

　気候の変化と言えば、今、西日本で黄砂が飛び交っているようです。この風はその黄砂を飛ばしているのかも知れません。

　昔は黄砂を季節の風物詩のように捉えていましたけど、実は厄介なただの自然現象だったんですね。健康にも良くないようですし、早く収まって欲しいなぁ。

　さて、昨日はジブリの高畑勲監督がお亡くなりになったり、広島のビル火災の原因がゴキブリ退治にバーナーを使用したせいだと発覚したり、千葉でビニールハウスが次々に放火される事件が発生していたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのはテレビ番組の杜撰な取材体制についての話題です。実際、こう言う事例は業界の裏常識だったりするのかも知れません。

　４月６日(※執筆時)に放送された情報番組「直撃ＬＩＶＥグッディ！」（フジテレビ系）で、ビートたけし独立騒動に関するニュースに誤りがあったと、三田友梨佳アナが謝罪しました。

　この日の番組中盤、三田アナは「ここで訂正とお詫びです。昨日放送した、たけしさん独立騒動に関するニュースの中で、オフィス北野の現役社員として男性のインタビューを放送しました。グッディでは、その男性本人に確認した上で放送しましたが、オフィス北野からご指摘を受け、オフィス北野に正式に確認したところ、この男性はオフィス北野の現役社員、ならびにＯＢ社員ではありませんでした」と誤報を認め、「訂正いたしますとともに、関係者と視聴者の皆さまに深くお詫びいたします。以後、再発防止につとめます。申し訳ございませんでした」と謝罪しました。

「グッディ」は５日の放送に、「オフィス北野の現役社員」を名乗る男性が顔にぼかしを入れた状態で街頭インタビューの形で出演。男性は酔っているようなしゃべり方で、森昌行社長を“おやじ”と呼び、会社経営が苦しいとの報道を否定、一部社員の給料が高すぎるとの報道についても「高くて当たり前じゃん。それ以上に稼いでるんだから」などと発言していました。そして、森社長については「まあ仲間だからね。みんな仲間だよ」とも。

　この放送後、森社長が「本物の社員ではない」と、番組側に抗議したと伝えられています。

　で、この偽社員は誰なんですか？　フジはその正体自体を明らかにすべきです。なのにこの記事ではそれに触れられていません。多分フジ側も把握出来ていないのでしょう。これはつまり本人確認を本人の証言だけで行っていた事なのではないかと思います。報道としてこれはありえません。こんなの詐欺し放題じゃないですか。

　グッディはワイドショーとは言え、実際の事件を取り扱う番組です。バラエティでヤラセは当然でも、芸能関係ニュースとは言え、実際の事件報道に仕込みはあってはならないでしょう。どうしてこうなった。

　たまにニュースで事情通らしき人物が顔や声を隠して出演したりしているじゃないですか。この発覚でアレ全部もう信用出来なくなっちゃいましたね。ああ言う怪しいインタビューに答える顔出しＮＧの人々ってみんな実は全く無関係な人なんじゃないですか？　どっかの劇団員とか、飲み屋で知り合った適当にそれっぽい事をべらべら喋る酔っ払いとかじゃないんですか？

　本当、誰かを喋らせるならしっかり裏を取って肩書通りの人を連れて喋らせて欲しいと思います。お粗末な話ですよ、本当。もうグッディをまともな番組だと思う人はいなくなったでしょうね、これで。打ち切りまっしぐらかも。あーあ……。