　寒いですね！　今日(※執筆時)は全国的に寒いのだそうです。地元は晴れているので昼間の気温は昨日と同じくらいです。きっと夜はもっと冷えるのだろうなぁ。しばれるねえ。

　予報によれば明日以降は寒気も和らぐようなので、今日を乗り切れば少し楽になりそうです。どうかみなさん、寒さに負けませんように。

　さて、昨日はロシアで装甲車がコンビニに突っ込んだり、大阪の将棋関連商品販売店で数百万円の価値のある将棋の駒が盗まれたり、タレントの渡辺直美さんの私物がネットオークションに出品されていたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは、またしても珍しい花が咲いたと言うニュースです。前にアアソウカイと言う面白い名前の花が咲いた事をメインに持ってきましたが、今回もまたファンタジーな名前の植物の花が咲いたようです。

　アアソウカイの時の記事はこちら

　２０１７年１２月１９日、兵庫県南あわじ市内にある淡路ファームパークイングランドの丘の動物担当スタッフが裏庭にある温室の中で偶然、マンドラゴラの花が咲いているのを見つけました

　マンドラゴラは、ヨーロッパの地中海沿岸などで育つナス科の多年草。栽培するのは難しく、花が咲くのは珍しいとされています。イングランドの丘では、１５年以上前から植物園の展示用に1株だけ栽培していて、一向に花が咲かなかったため、今回の事にスタッフも驚いたのだとか。

　古くは薬草として利用されたと言うこの花、根には幻覚や幻聴などを起こす猛毒があります。葉もポテトチップスの一種のような臭いがしますが、しっかり毒があるのだとか。この根は伝説の通り、人に似た形状に成長する事もあるそうです。

　マンドラゴラを引き抜くと叫び声を上げ、それを聞いた人は死んでしまうとのヨーロッパの古い言い伝えは有名ですよね。

　イングランドの丘で栽培されているマンドラゴラは５年前に一度枯れかけましたが、スタッフが叫び声を聞かないよう耳栓をして引き抜き、植え替えられたそうです。

「この激レアな花を人目につかないところで咲かせておくのはもったいない！」と言う事で施設では１２月２１日からコアラ館内の観覧通路入口付近で花が咲き終わるまで展示し始めました。

　通常、花は４、５日で枯れてしまうのですが、２７日頃にまた別の２輪が咲き、１８年１月に入って更に次々に花開き、１０日までに計９輪が咲きました。

　１月１０日夕現在も数輪が咲いています。つぼみがまだ５つ残っているそうで、今後１０日～２週間は花が見られるのではないかと見られています。

　このマンドラゴラを引き抜こうとする人がいるのではと心配されてもいますが、イングランドの丘では植木鉢をガラスケースの中に入れ、空気が通るようにメッシュのフタを被せてカギもかけています。今のところ、引き抜こうとする人はいないそう。

　イングランドの丘で動物担当をしている後藤さんは「マンドラゴラが実在することを知らない人が多く、驚く声がたくさん出ていますね。根は、5年前に引き抜いたときは人の形をしていませんでしたが、もしかしたら今は人の形に成長しているかもしれません」と話しています。

　マンドラゴラ！　実在したのか！　と言う話ですが、勿論伝説と同じものではありません。ただこれがモデルになったのか、伝説のマンドラゴラっぽいからそう呼ばれるようになったのか……ま、どちらかでしょうね。毒があるので、伝説通りではないにしてもその名前に相応しい植物であるとは言えると思います。

　この花もネット上に写真が載っていたのですが、すごく可愛らしい花でした。原産地ではもしかしたらそんなに珍しい花ではないのかも知れませんけど、滅多に咲かない花が咲いたって言うのは実に喜ばしい話ですね。

　ちゃんと叫び声を聞かないように耳栓をして植え替えたってエピソードも微笑ましいです。そうやって大事に育てられたからきっと花も咲いてくれたのでしょう。愛だね、愛！

　この珍しい花は今(※執筆時)ならまだ見られるそうですので、興味のある方はイングランドの丘で検索するなりして、是非とも見に行ってみてはどうでしょうか？　他にも色んな植物やコアラなどの色んな動物もいて、楽しそうなところのようですよ。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい