はれのひはユカイじゃなかったよ……

 いやぁ、地元は昨夜から風がひどいです。今日(※執筆時)は昨日の続きで天候があまり良くありません。風が強いのは冬の天候あるあるなのですが、流石に家が揺れるほど吹くとちょっとビビりますね。あ、我が家、安普請なんです。大災害には耐えられませんよ?(汗)。


 さて、昨日は東海テレビで放送事故があって5分間画面が真っ黒になったり、オーストラリアのシドニーで最高気温が47.3℃を記録したり、北海道で61歳の息子が84歳の母親を口論の末に殺してしまったりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは昨日(※執筆時)のニュースの中でも一番の話題になった和服の会社の話題です。普段はあんまり大きな話題は取り上げないようにしているのですけど、たまには取り上げるのですよー。


 1月8日(※執筆時)、各地で成人式が行われたその日の朝、SNS上で振袖販売やレンタルを行う業者「はれのひ」で注文した振袖が着付け会場に届かない、業者と連絡が取れない、店舗がもぬけの殻といった被害報告が相次ぎ、話題が広まりました。


 ツイッターでは、「成人式の日に何も出来なくなった」「一生に一度の成人の日を台無しにされた」といった怒りや途方に暮れる投稿がみられ、高額の前金の支払いなど被害が大きく詐欺などの疑いがある事から、警察が調べを進めています。

 騒動を知った呉服店や美容室では、救済措置として被害者の受け入れを行う店舗もありました。また、ネット上では被害者の会の発足といった動きもみられます。


 横浜市中区の本社をはじめ、被害が続出したみなとみらい店と八王子店では電話が繋がらない状態となっていて、つくば店は本日(1月8日)から休業しているのだとか。

 支店の中では唯一福岡天神店のみ8日に店を開け、店長らによって着付けやヘアメークの対応を行ったようです。

 

「はれのひ」は2008年に創業。篠崎洋一郎が代表取締役社長を務めています。売上高は2016年の時点で4億8000万円だとか。


 悪質ですね。わざわざ晴れ着の一番の需要のある成人式当日に突然店を閉めるなんて普通考えられませんよ。12月24日に突然ケーキ屋さんが閉店するみたいな話じゃないですか。着物業界のてるみくらぶ問題ですよね。いや、てるみより悪質です。


 私は業界の事を全く知らなかったのですが、着物業界って前金制なんですね。前金で何十万円を何年も前に支払って、当日に着物を用意してもらう。それがこの突然の閉店でパーになったんですって。被害総額は数千万円にも及ぶそうです。酷い!


 親の着物を預けていた人も多くいたようで、話によるとこれらの着物も戻ってこないのだとか。服の管理はどうなってるんでしょう。しっかり管理していたならそう言うのは戻ってきそうに思うのですが……。


 唯一開店していた福岡店もスタッフ全員ボランティア、無休で仕事をしていたのだそうです。親会社が逃げたんだからそうなりますよね。福岡店スタッフはまだ人の心が残っていたよ! ただ、このお店もレンタルした着物は返さなくていいと言う対応をしていたり、混乱はしていたようです。


 被害額だけじゃなくて大切な式に出席出来なかった事も被害者の心にダメージを与える結果になってしまいました。親がこの日のために折角準備したものがダメになってしまったのです。これは許せない話ですよ。


 この業者は数年前から赤字経営になっていたのだそうですけど、閉店するにしても誠意ってものを見せなくちゃいけないでしょう。現在確認出来るニュース上ではまだ経営者からのメッセージはありません(※執筆時)。きっと必死に逃げているのではないかと思うのですが、どうにか見つけ出してきっちり責任を取ってもらわないといけませんね。

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