ウチの子はちょっとアレなんです……
クリスマスも終わって年の瀬まっしぐらですね(※執筆時)。そろそろ社会人の方は仕事納めの人もぼちぼち出てきますし、学生さん方は冬休みに入っていますよね。受験生の人は最後の追い込みに真っ最中。繰り広げられる様々な人間模様。みなさんにとって2017年はどんな一年でしたか? どうかいい一年だったと思い返せますように。
さて、昨日は兵庫県でSNS絡みで先生に責められた高校一年生が校舎の5階から飛び降りて重体になっていた事が発覚したり、千葉県でクスリを使って猥褻行為を繰り返していた男が逮捕されたり、三重県で本来は許可が必要なGPS取り付け捜査を警部が独断で行っていた事が発覚したりと、この他にも様々なニュースがありました。
今回取り上げるのはあまりにも自分の娘に冷たかった両親の話題です。よく読むと色々とおかしい部分が多いこのニュース。本当に闇が深いと思います。
12月25日(※執筆時)、新聞社の取材によると、大阪府寝屋川市の民家で33歳の女性が亡くなっているのが見つかると言う事件がありました。この女性は両親に長期間監禁されていたとみられています。
死因は凍死で、府警捜査1課は監禁が死亡に繋がった可能性もあるとみて、死体遺棄容疑で逮捕した両親から詳しい経緯を聴いています。
死亡したのは同市秦町の柿元愛里さん(33)。23日に父親の会社員泰孝(55)、母親の由加里(53)両容疑者が死体遺棄容疑で逮捕されました。
同課によると、愛里さんは2人の長女で、死因は低栄養などによる凍死と判明。2人は「長女には精神疾患があり、16、7歳から自宅の一室に監禁して療養していた」と供述しています。
目立った外傷はありませんでしたが、体重は19キロしかなく、衰弱していたとみられています。室内に2畳ほどのトイレ付きのプレハブ小屋を設け、外から二重扉で施錠。タンクからチューブを伸ばし水分を取らせるなどしていたと言います。
18日の朝、両親は動かなくなっている愛里さんに気付きましたが、そのまま5日間放置し、23日になって同署へ届け出たのだそうです。
余りにセンセーショナルなので世間ではこのニュースで持ちきりなところがありますね(※執筆時)。追加の報道の多さを見てもそれが伺えます。ワイドショーとか見てないんでテレビの反応とかは分かりませんけど。
後で追加された関連報道を読むと、両親は娘に食事を一日に一回しか与えなかったとか、カメラで常に様子を監視していたとか、会話はマイク越しだったとか、クーラーはあれども暖房器具はなく毛布だけが与えられていたとか、まともな人が閉じ込められてもじきに精神が病むような扱いをされていたようです。それを療養とは言いませんよ。虐待でしかない。
明らかに両親の方が異常だと思われるこの事件。5日間遺体を放置していた理由は、娘がかわいかったので、亡くなってもそばに置いておきたかった……だからだそうです。かわいかったら衰弱死なんてさせないと思うのですがそれは……。
病院に殆ど連れて行っていないのに障害者年金は受け取っていたりと、そこにも闇の深さを感じます。何かそう言うテクニックに長けていたのでしょうか?
それと周りの人がこの長女の存在を知らなかったって言うのがね……。普通は子供がいたら周りの人は知っているはず。
と、言う事は幼い頃から外で遊ばせていなかったのでしょうし、下手したら学校にも通わせていなかったのかも。監禁が16歳とかだったとしても、それまで普通に生活出来ていたなら、それなりの人間関係は出来ていたはずですもんね。誰かひとりでも動けばこうはならなかったかも知れませんし。
現代の座敷牢事件とも言えるこの話題。昔の常識は今の非常識です。子供が手を付けられなくなってしまったとしても、対応出来る所におまかせするなどして、内々で何とかしよう等と思わないでいて欲しいと思います。
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