種も仕掛けも……それはいけない!
今日(※執筆時)の地元は朝から雨模様です。正確に言えば昨夜から雨が降っておりました。予報上は一日中傘が必要な天候のようです。さ、寒い。やはり25℃以下は半袖は厳しいですね。こうして秋は深まっていくのでしょう。へ、へっくち!
さて、昨日はNHKの31歳の女性記者の過労死が発表されたり、卓球の中国リーグで日本人選手が参戦不可とされたり、英国籍のカズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞したりと様々なニュースがありました。
今回私が取り上げますのは、アマチュアマジシャンがトリックを追求するあまりにやってしまったニュースを取り上げます。エンターティメントと言えども、日本の法律を破っちゃあいけません。
9月5日(※執筆時)、警視庁は手品で使う為に硬貨に穴を開けるなどしたとして、手品用品製作販売業の今田賢二容疑者ら3人を貨幣損傷等取締法違反の疑いで逮捕しました。今田容疑者は「業界で需要があり、利益を得ようとした」と容疑を認めています。
保安課によると、逮捕容疑は2015年~17年、斎藤正司容疑者――同容疑で逮捕――が過去に経営していた旋盤工場などで5~500円硬貨約500枚に穴を開けたり、半分に割ったりして加工していたと言うものです。3人は手品愛好家で、彼らは15年頃に知り合ったのだそうです。
こうした硬貨は、安全ピンが貫通したり、瓶の口を通って中に入れられたりするもので「ギミック(仕掛け)コイン」と呼ばれ、3人が作ったものはインターネットオークションなどで1枚2千円から3万円で販売されていました。同課は1年間で約100万円を売り上げていたとみています。
警視庁は同じ日に3人とは別に、神戸市の男性会社員も硬貨約80枚を削るなどしたとして、同容疑で書類送検しています。
日本の法律では硬貨を加工する事は犯罪になります。手品のネタで使うだけで市場には流通させないものだとしても、それが言い訳として通用する訳ではありません。
容疑者達はそれを知らなかったのでしょうか? いいえ、多分知っていたのだと思います。
ただ、アマチュアマジシャンの間のみで流通させるなら話も広がらずバレないとでも思ったのでしょうね。
しかし流通方法がまずかった。インターネットオークションを使えば、同好の士以外にも目を止める人はいるでしょう。そう言うオープンな場所で取引をしてしまった為に今回の発覚に繋がったのではないかと私は見ています。
硬貨の加工は違法行為だから容易に手が出せない。だからこそ、そこに需要もあったのでしょう。ニッチな需要で1年間に100万円の売上は大したものだと思います。
需要があると言う事で、同じ犯罪を神戸の方でもしていた人がいたのですね。処分が同じ日というのは敢えてそうしたのかも知れません。アママジシャン業界、闇が深い……。
いくら趣味が楽しくても違法行為はよろしくありません。個人的には人に危害を加えないようなものなら大目に見てもらいたい気もしますけど、日本は法治国家ですからね。バレたならしゃーないです。個人の趣味も法に触れない程度で楽しんで欲しいと思います。
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